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『コンドルズ埼玉公演2013 アポロ』(近藤良平) [ダンス]

 「蜷川さん、いつになったら僕たちの舞台を観てくれるんですか?」

 2013年05月19日(日)は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行って、大人気コンテンポラリーダンスカンパニー「コンドルズ」の新作公演を鑑賞しました。

 ダンス、コント、人形劇、影絵芝居、ミュージカル(マジで)と盛りだくさんの舞台です。出演メンバー総勢15名、公演時間110分。

 今回のテーマは宇宙、そしてアポロ計画。スローモーションやリフトで無重力空間をイメージさせたり、惑星のようなカラフルなボールを多用したり、「ワレワレハ宇宙人ダ」系ネタで引っ張ったり。

 新人も多数登用して新陳代謝をはかりつつも、そこはやはりコンドルズ。踊れるメンバーとそうでもないメンバーの落差が激しく、身長体重体型まったく不揃いなメンバー達による力一杯の群舞は、まさにそれゆえに感動的。観客も高揚感に包まれます。

 一方、近藤良平さんのソロがまた素晴らしくて、しゅはっ、しなやかに手足が宙を舞うのを観ると、これが全身シビれます。なんというカッコ良さ。やっぱイイ。

 というわけで、結成17年を経て今だにパワー衰えず、老若男女すべての観客を魅了するコンドルズ。今や「コンテンポラリーダンス」といえば日本では誰もがまっさきにコンドルズを連想する、かといえば、そんなことにはちっともなってないその独創性がすごい。


タグ:近藤良平
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