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『Here Comes The Sun』(近藤良平、コンドルズ) [ダンス]

 2024年6月8日は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行って近藤良平ひきいる大人気ダンスカンパニー「コンドルズ」の新作公演を鑑賞しました。上演時間120分。

 近隣住民にとって初夏の風物詩ともいわれているらしいコンドルズさいたま公演。昨年はさいたま芸術劇場が改装中ということで埼玉会館で開催されたコンドルズさいたま公演ですが、改装も終了し、今年はリニューアルした大ホールを存分に使っての公演となりました。

 奥行きがぐんと増したような気がする広ーい舞台と巨大なセリを活かした演出が素晴らしく、奈落からミラーボールが次々とせり上がってくるシーンには思わず声が出てしまいました。大道具を様々な見立てで使いたおす手口にも感心。ひさしぶりにコンドルズ立ち上げメンバーが揃ったということもあって懐かしネタも多く、割と同窓会という雰囲気でした。風物詩だな。





タグ:近藤良平
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『The Waves』(ノエ・スーリエ) [ダンス]

 2024年3月30日は、改修工事が完了しリニューアルオープンした彩の国さいたま芸術劇場に夫婦で行って、ノエ・スーリエの初来日公演を鑑賞しました。ヴァージニア・ウルフによる同名の長編にインスパイアされた1時間強の作品です。


[キャスト他]

振付: ノエ・スーリエ
出演: ステファニー・アムラオ、ジュリー・シャルボニエ、アドリアーノ・コレッタ、船矢祐美子、ナンガリンヌ・ゴミス、ナン・ピアソン
パーカッション演奏: トム・ドゥ・コック、ゲリット・ヌレンス(イクトゥス)


 現代音楽アンサンブル・イクトゥスといえばローザスの公演でおなじみ。今作では二名によるパーカッションが、ダンスと共に舞台を作り上げてゆきます。木管金管を叩く軽快な音、弦楽器の弓でこすることで生ずる擦過音、ドラムの重たい衝撃音、あとこれは録音なのかも知れませんがシンセっぽい重低音など、さまざまな音が鳴り響く。観客には現代音楽の熱心なファンもかなりいた様子。

 ダンサーが数名ずつ動くシーン、ソロで動くシーン、そしてソロでヴァージニア・ウルフの小説の一節を朗読するシーン、などが組み合わされます。倒立しようとしてやめる、何かを投げようとする、など要素となる動きを様々に組み合わせて構築してゆく舞台は、おそらく原作小説の構成をダンスに翻訳したものと思われるのですが、原作未読のためそのへんよく分からず。





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『the sun』(小野寺修二、カンパニーデラシネラ) [ダンス]

 2024年3月23日は夫婦でシアタートラムに行って小野寺修二さんの新作を鑑賞しました。小野寺さんを含む6名の出演者が踊る70分の公演です。


キャスト他

演出:小野寺修二
出演:數見陽子、丹野武蔵、大西彩瑛、鈴鹿通儀、藤田桃子、小野寺修二
三味線演奏:桂小すみ


 カミュの自伝的な未完小説をベースとした無言劇で、セリフはありません。手話の翻訳が録音で流れるくらいです。三味線や縦笛、フルート、太鼓、歌唱など、次々に楽器を変えての桂小すみさんの演奏が印象的です。音の視覚化(例えばドアがきしむ音を“見える”ようにする、楽器や曲調が変わったことを視覚的に見せるなど)が工夫されており、これは出演者である、ろう者俳優である數見陽子さんのアドバイスが活かされているのでしょう。

 これまで観たデラシネラ作品と違って観客を驚かせ笑わせるようなマイムは控えめで、見立てが多く使われていました。冒頭で小野寺さんが白装束で踊っていたの、あれは配役表によると“馬”だったんかい。

 藤田桃子さんが少しも変わらないように見えることが個人的に驚いた点で、その存在感も相変わらず凄い。小野寺さんと藤田さんの掛け合いは本当に面白かった。

 原作をいったん断片化して再構成したようなプロットで、正直どういう話の展開なのかはよく分からなかったのですが、演出の面白さで最後まで楽しめました。タイトルにもなっている“太陽”の登場シーンの演出は特にインパクトがありました。





タグ:小野寺修二
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『EXHIBIT B』『calling glenn』(ダニエル・アガミ、Ate9ダンスカンパニー) [ダンス]

 2024年3月2日は、夫婦で世田谷パブリックシアターに行ってダニエル・アガミ率いるAte9ダンスカンパニーの初来日公演を鑑賞しました。『EXHIBIT B』が30分、『calling glenn』が50分の上演時間です。


[キャスト他]

振付・演出: ダニエル・アガミ
出演: Ate9ダンスカンパニー
マノン・アンドラル、アドリアン・デレフィン、ビョルン・バッカー、ジュリアン・ギブール、カルメラ・ディ・コスタンツォ、ユンティン・ツァイ、オスカー・ベレス
音楽: オミッド・ワリザデ(『EXHIBIT B 』)
音楽・演奏: グレン・コッチェ(『calling glenn』)


 音楽が強烈です。特に『calling glenn』ではグレン・コッチェ自身が打楽器をばんばん叩いて観客の身体を揺さぶります。彼の演奏目当てに来た観客も多いようです。

 聴いているうちに頭がぐらぐらして胃が動転して心が高揚するようなパーカッション鳴り響くなか、ダンサーたちはあちこちで小さな遭遇を繰り返します。その様はとても現代的というか、社会の縮図っぽいというか、近藤良平さんのダンスグループ「コンドルズ」の演出を連想させるというか。皮肉なユーモアがたっぷり。鳴り響く耳障りな不協和音でSNSを表現するシーンなどお見事でした。

 バットシェバ舞踊団の来日公演がキャンセルされた直後にこの公演をみることが出来て幸運でした。





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『ペレアスとメリザンド』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

 2024年2月17日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って佐東利穂子さんのダンス公演を鑑賞しました。演出照明は勅使川原三郎さん。その勅使川原さんはスイスで仕事中で、留守の間は佐東利穂子さんが一人で公演を続けることに。というわけで、先日の『読書 本を読む女』に続くソロダンス作品です。

 ごく普通の人間に見えたかと思うと精霊のような人外になり、時に悪霊めいた恐ろしい存在になり、ドビュッシーの神秘的な音楽に乗せて、ダンス表現を通じて様々なものに変化してゆく舞台です。同じシーンが何度か繰り返されることもあって、時間が溶けてゆくような感覚に襲われます。ほぼ神秘体験。動き、特に腕の動きは、何度見てもすごい。

 このあと佐東さんも欧州で勅使川原さんに合流して、スイス、イタリア、フランスなどで公演を行う予定となっています。夏ごろには帰国してくれるのでしょうか。





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