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『代が君・ベロベロ・ケルベロス』(ケダゴロ、下島礼紗) [ダンス]

 2024年8月24日は、夫婦でシアタートラムに行ってケダゴロの最新作を鑑賞しました。

 国歌斉唱、国旗掲揚からはじまり、運動会・過労死・特攻・玉砕という具合に日本とその国民性をエグりまくる70分の公演です。三機の巨大回し車を中心に様々な演出を重ねてゆきます。昭和精神を表現するために次から次へと注ぎ込まれるアイデアと体力。それがいつまでも尽きないことに驚愕。群舞は意外とストレートにかっこいい。何かすごいもの見せてもらったなあという満足感がありました。ケダゴロの公演ははじめてですが、これから継続的に観ることにします。


[キャスト他]

振付・構成・演出: 下島礼紗
出演(ケダゴロ):木頃あかね、小泉沙織、中澤亜紀、下島礼紗
出演(ゲスト):鹿野祥平(東京乾電池)、岸本茉夕、佐藤冴太郎、おかだゆみ、あいま采乃、阪田小波、篠原陽、金指喜春





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『ナイト アンド デイ』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

 2024年8月10日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんのダンス公演を鑑賞しました。アップデイトダンスNo.104『ナイト アンド デイ』です。

 同名のジャズ名曲から始まり、マーラーや泉鏡花(朗読)へと流れてゆきます。ひさしぶりのアップデイトダンス公演なので『踊るうた』シリーズのように色々な曲を並べて踊る挨拶代わりの軽快な作品だろうなと思っていたら、戦争や大量虐殺などいま現実に進行している事態が浮かび上がってきて戦慄することに。踊っている勅使川原さんや佐東さんはしばしば精霊のように超自然的な存在に見えるのですが、今作では普通の、悲劇を前になすすべもない普通の人々に見えます。予想外に重い力作でした。





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『図書館司書くん』(ル・グロ・オルテイユ) [ダンス]

 2024年8月10日は、夫婦でシアタートラムに行ってカンパニー「ル・グロ・オルテイユ」(カナダ・ケベック州)による現代サーカスを鑑賞しました。一名の出演者によるクラウンとアクロバットを組み合わせた子供も楽しめる作品です。上演時間は1時間。

 空想癖のある図書館司書が、仕事の合間に本を読んでは空想の世界に没入する。

 なかなか服が脱げずバタバタするとか床でつまずいてコケそうになるとか、クラウンの滑稽なしぐさで子供たちを笑わせます。これが図書館司書である男の現実世界なのですが、仕事をさぼって本を開くやいきなりアクロバット、ジャグリングなど様々なテクニックを駆使して空想世界をフィジカルに表現してみせます。あとかっこいいヒップホップダンス。現実と空想のギャップが何ともいえず可笑しい。観客も「次にどんな変なことが起きるのか」というワクワク感でいっぱい。子供には本の楽しさ、読書の喜びを教えてくれるし、ファミリー向け作品として素晴らしい。日本語対応も見事でした。


[キャスト他]
演出: マリー=エレーヌ・ダムール
出演: イポリット
声の出演+日本語指導: 山積隆之介





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『ゴースト・ライト』(マシーン・ドゥ・シルク) [ダンス]

 2024年7月27日は、夫婦で世田谷パブリックシアターに行ってマシーン・ドゥ・シルクの現代サーカスを鑑賞しました。出演者二名によるシーソー(ティーターボード)アクロバットです。上演時間は1時間。

 シーソー(ティーターボード)の両端に二人が立ち、交互にジャンプする。空中でポーズを決めたり回転したりとアクロバティックな動きを披露してから、板へと落下して相手をジャンプさせる。基本的にこの繰り返しで、もちろんそれだけなら観客はすぐに飽きてしまうでしょう。それをどうやって一時間の公演にするか。空を飛ぶ、宙を舞う、互いを信頼する。二人いないと成立しないティーターボードアクロバットの特性を活かしながら、様々な演出により観客の心を動かしてゆきます。

[キャスト他]
作・演出: マキシム・ロレン、ユーゴ・ダリオ
出演: マキシム・ロレン、ギヨーム・ラルーシュ



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『ネザーランド・ダンス・シアター 来日公演2024』 [ダンス]

 2024年7月6日は、夫婦で神奈川県民ホールに行ってNDT ネザーランド・ダンス・シアターの5年ぶり来日公演を鑑賞しました。まず前回の日記はこちら。


2019年07月08日の日記
『ネザーランド・ダンス・シアター 来日公演』
https://babahide.blog.ss-blog.jp/2019-07-08


 今回は、全部で5つの演目を毎日異なる組み合わせのトリプルビルとして踊るという企画。何日か通って全演目を観るべきなのでしょうが、私たちは7月6日(土)の一日だけ確保。前回とまったく同じ日ですが、別に狙ったわけではなく、ウィリアム・フォーサイスとクリスタル・パイトという本命をあえて外した「未知との遭遇」ねらいのチケット取り。十分に衝撃を味わえました。


[キャスト他](2024年7月6日)


『ラ・ルータ La Ruta』
上演時間35分
振付: ガブリエラ・カリーソ Gabriela Carrizo
出演: 
Alexander Andison、Thalia Crymble、Surimu Fukushi、Nicole Ishimaru、Kele Roberson、Charlie Skuy、Yukino Takaura


『アイラブユー, ゴースト I love you,ghosts』
上演時間28分
振付: マルコ・ゲッケ Marco Goecke
出演:
Alexander Andison、Pamela Campos、Thalia Crymble、Chuck Jones、Madoka Kariya、Charlie Skuy、Yukino Takaura、Luca Tessarini、Theophilus Vesely


『ジャキー Jakie』
上演時間35分
振付: シャロン・エイアール&ガイ・ベハール Sharon Eyal & Gai Behar
出演:
Fay van Baar、Anna Bekirova、Conner Bormann、Pamela Campos、Emmitt Cawley、Aram Hasler、Nicole Ishimaru、Chuck Jones、Genevieve O'Keeffe、Kele Roberson、Charlie Skuy、Yukino Takaura、Theophilus Vesely、Nicole Ward



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