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『第84回 バロック・オペラの日 最新最強コラボによる“ 2 1世紀のラモー”』(鈴木優人、黒田育世) [舞台(コンテンポラリーダンス)]

 本日(2011年12月09日)は、夫婦で白寿ホールに行って、黒田育世さんが鈴木優人さんと共演した公演を観てきました。演目は、ジャン・フィリップ・ラモーのオペラ・バレ『優雅なインドの国々』より抜粋したものです。

 舞台向かって右側に演奏者たち、中央にソプラノ歌手、そして(主に)左側で黒田育世さんが踊ります。およそ1時間の舞台でした。

 脚立、風船、人形などの小道具を用いて、あるときは優雅に舞い、あるときは滑稽な仕種でおどけ、ときどき鬼気せまるような動きも出てくるなど、様々な雰囲気で踊ります。コラボレーション作品であるためか、曲調に合わせた割と素直な表現が多かった印象です。

 しかし、バロックの調べが風雅であろうと、オペラの声楽が響きわたろうとも、舞台で踊っている黒田さんはやはり人外の存在。その動きからは、人ではない何かを見てしまった、という感じがひしひしと伝わってきます。すごい。

 こじんまりとした公演ではありましたが、今年最後に観る舞台で黒田育世さんのダンスを堪能することが出来て幸福です。来年も良いダンスを沢山観ることが出来ますように。


[出演]

指揮・演出・チェンバロ: 鈴木優人
振付・出演: 黒田育世
ソプラノ: 野々下由香里

フラウト・トラヴェルソ: 築城玲子
オーボエ: 三宮正満、森綾香
ファゴット: 村上由紀子
ヴァイオリン: 若松夏美、荒木優子
ヴィオラ: 成田寛
ヴィオラ・ダ・ガンバ: 平尾雅子
ヴィオローネ: 西澤誠治


タグ:黒田育世
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