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『前と後ろと誰かとえんを壊せ』(東京ELECTROCK STAIRS、KENTARO!!、高橋萌登) [ダンス]


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10月にDance New Air2016にて上演したものを再構築、出演者も増え、また尺も伸ばしてバージョンアップする試みです。もはや別物になる可能性もありますが、ダンス 言葉 音楽 をより強さと柔軟性を持って研ぎすませたいと思う次第です。  (KENTARO!!)
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 2016年12月10日は夫婦で吉祥寺シアターに行ってKENTARO!!率いる東京ELECTROCK STAIRSの公演を鑑賞しました。KENTARO!!を含む七名が踊る90分の舞台です。


[キャスト他]

振付・音楽: KENTARO!!
出演: 横山彰乃、高橋萌登、泊麻衣子、海津忠、川口真知、吉田庸、KENTARO!!


 とにかくがんがん踊ってくれる気合の90分。出演者各位のみなぎり、全体の疾走感が素晴らしく、圧巻の激しいダンスシーンが何度も何度も繰り返され(特に、KENTARO!!、横山彰乃、高橋萌登の三名が踊るシーンが凄いのです)、体力的に大丈夫なのか、しかもこのあと夕方からもう一公演やるというのに、などと心配になってくるほど、ほう、ほう、ほうほう法師。

 KENTARO!!さんのダンスを観たのは一年ぶりですが、何というか、いっそうしなやかで強靱な、独特の風格ある“力のぬけた”動きになっていて感嘆させられました。もうヒップホップだとかストリートダンスだとか、そういうものではなくて、何というか、ああそうかあれは、ぬらりひょん。

 高橋萌登さんのダンスはもともと大好きなのですが、相変わらずキレのある鋭い動きに加えて、肝が据わったというか、覚悟のようなものがひらめくというか、全体を把握した上で自分の動きを配置して作品を完成させていくような芯の太さが感じられました。観ているだけで腹の底から力が込み上げてくる、あれはかっこいいダンス。



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