『調べ -笙とダンスによる-』(勅使川原三郎、佐東利穂子、宮田まゆみ) [ダンス]
2018年5月4日は、夫婦でシアターΧに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの公演を鑑賞しました。宮田まゆみさんによる笙の演奏と二人のダンスによって構成される、上演時間60分の舞台です。
[キャスト他]
演出・振付・照明: 勅使川原三郎
出演: 勅使川原三郎、佐東利穂子、宮田まゆみ(笙演奏)
無音に始まり無音に終わる、幽玄の時間です。耳鳴りかと錯覚するような静かな音からスタートして、やがてパイプオルガンのような、風や水といった自然音のようでもある、そんな笙の音色が響いてゆきます。そこに勅使川原三郎さん、佐東利穂子さんの動きがゆるやかに調和して、舞台全体が呼吸しているような状態に。なお、部分的に川のせせらぎのような環境音も使われていたように思います。
永遠に続く何か別世界のありようをこっそり見ているような感覚が続く舞台で、細く絞られた光のスリットを通して佐東さんが「こちら側」を覗き込んでいる、そんな演出もそういった感触を強めます。
途切れることなくゆったりと続く笙の音色、それを背景とした二人の動きは、思わずため息をついてしまうような美しさに満ちていました。
[キャスト他]
演出・振付・照明: 勅使川原三郎
出演: 勅使川原三郎、佐東利穂子、宮田まゆみ(笙演奏)
無音に始まり無音に終わる、幽玄の時間です。耳鳴りかと錯覚するような静かな音からスタートして、やがてパイプオルガンのような、風や水といった自然音のようでもある、そんな笙の音色が響いてゆきます。そこに勅使川原三郎さん、佐東利穂子さんの動きがゆるやかに調和して、舞台全体が呼吸しているような状態に。なお、部分的に川のせせらぎのような環境音も使われていたように思います。
永遠に続く何か別世界のありようをこっそり見ているような感覚が続く舞台で、細く絞られた光のスリットを通して佐東さんが「こちら側」を覗き込んでいる、そんな演出もそういった感触を強めます。
途切れることなくゆったりと続く笙の音色、それを背景とした二人の動きは、思わずため息をついてしまうような美しさに満ちていました。
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