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『ジャズ ―魂の紅葉―』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

 2021年10月30日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの公演を鑑賞しました。タイトル通り様々なジャズにのせて二人が踊る上演時間一時間ほどの作品です。

 今回は最初から最後までガンガン踊ってくれました。曲が変わるごとに交替してそれぞれソロで踊るのが基本なのですが、とにかく問答無用にかっこいい。冒頭から次々と決めポーズが飛び出して、ものすごく楽しくなります。ジャズセッションにダンスという楽器で参加している感触で、音そのものは録音でありながら、いまここで即興的にダンスと音楽が生まれている、という強い印象を受けます。まさに魂の高揚です。

 交替しながら一時間ずっと踊り続ける勢いで高揚と情熱が続いた後、最後の最後に穏やかな畏怖を感じさせるようなダンスで全体を締めくくるところが忘れがたい。





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