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『古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 中生代編』(土屋健:著、群馬県立自然史博物館:監修) [読書(サイエンス)]

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 「数字」ではなく、「感覚的」にサイズを伝えたい。この「リアルサイズ古生物図鑑シリーズ」は、そんな思いで始まりました。さまざまな時代のさまざまな古生物を、現代の(身近な)風景に配置して、みなさんにサイズ感を楽しんでいただくことを目的としています。
 本書は、2018年7月に刊行された「古生代編」に続く2巻目です。ただし、「2巻目」とはいっても、各巻は独立した内容になっております。たとえば「恐竜がやっぱり気になる!」という方はぜひ、本書からお手に取られても大丈夫。ご安心ください。
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 ちゃぶ台を囲む座布団、その上に乗っているキアモダス。電車の座席を五人分占領して寝ているエオリンコケリス。東京駅の前に立っているパタゴティタン。古生物を身近な光景にさり気なく配置することで、有無を言わさずスケール感を明らかにする新感覚古生物図鑑シリーズ、恐竜が登場する第二弾。単行本(技術評論社)出版は2018年7月です。


 第一巻の紹介はこちら。

  2018年08月01日の日記
  『古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』(土屋健、群馬県立自然史博物館:監修)
  https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-01



 第二巻では、子供用ベッドで寝ているプロトケラトプス、教室で転校生として紹介されているフクイサウルス、競泳用プールで泳いでいるリードシクティスといったように、「古生物のスケール感」を感覚的に伝えるために、身近な風景に正しいサイズで配置してビジュアルとして見せてくれます。

 現代の動物と比較するケースも多く、例えばキリンとマメンキサウルスの首の長さ比較とか、ザトウクジラの群れに混ざるショニサウルスとか、ウシと一緒に牧場で飼われているトリケラトプスといった具合です。

 思っていたより大きいとか、印象と比べて意外に小さいとか、いちいち驚きがあります。ただ眺めているだけでも楽しい。次の巻も楽しみです。



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