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『ヘンなあさ』(笹公人、本秀康) [読書(小説・詩)]

 念力短歌で有名な歌人、笹公人さんが文章を担当した絵本が出ました。イラストは本秀康さんですが、微妙に漫画っぽい絵柄が素敵です。ただ、色彩感覚があまり私の好みではないのが残念。

 笹公人さんが書いたのだからかなりヘンな話ではないかと妙な期待を持っていたのですが、内容はちょっとしたオチのある子供の夢話で、特にヘンではありません。お子様に読ませても大丈夫。というか絵本だから当然です。

むしろ私は帯に書かれている

「ロケットのもけいがたおれているあさはポッケに月の砂がキラキラ」

という歌にグッときました。こういう状況を想像して感慨にふけるのは大人だからでしょうか。子供がどう感じるのか分かりませんが。

タグ:笹公人 絵本
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