『変な映画を観た!!』(大槻ケンヂ) [読書(随筆)]
「キネマ旬報」誌に2001年から2004年まで連載された大槻ケンヂさんの連載をまとめたもの。単行本は2004年に出版されており、それが今回、文庫化されました。
「変な映画」に関するエッセイ本として破格の面白さをほこる一冊です。
この手のエッセイは、どうしても「俺はこんな変な(マイナーな)映画までしっかり観てるんだぜ、偉いだろう」とか「駄目な映画をあえて褒める俺ってカッコイイ」とか、そういう邪念が透けて見えて読者としては鼻白むことが多いのですが、本書からはそういうものが全く感じられません。
ただただ、変な映画って脱力するけど悪くないよね、というかむしろイイよ、うん、という素直な思い。あるいは、名作でも愚作でもとにかく映画である以上、愛さずにはいられないじゃん、だよね、みたいな。そんな気持ちが溢れています。
文章も軽快で、とにかく笑いのツボを突きまくってくれるのが嬉しい。読んでいて何度も吹き出しました。
あと掲載誌がキネ旬ですから、文中にタイトルだけ出た映画についても真面目にデータを載せていて、妙なおかしさをかもし出しています。
とにかく映画が好き、という方はゼッタイ読むべきです。
「変な映画」に関するエッセイ本として破格の面白さをほこる一冊です。
この手のエッセイは、どうしても「俺はこんな変な(マイナーな)映画までしっかり観てるんだぜ、偉いだろう」とか「駄目な映画をあえて褒める俺ってカッコイイ」とか、そういう邪念が透けて見えて読者としては鼻白むことが多いのですが、本書からはそういうものが全く感じられません。
ただただ、変な映画って脱力するけど悪くないよね、というかむしろイイよ、うん、という素直な思い。あるいは、名作でも愚作でもとにかく映画である以上、愛さずにはいられないじゃん、だよね、みたいな。そんな気持ちが溢れています。
文章も軽快で、とにかく笑いのツボを突きまくってくれるのが嬉しい。読んでいて何度も吹き出しました。
あと掲載誌がキネ旬ですから、文中にタイトルだけ出た映画についても真面目にデータを載せていて、妙なおかしさをかもし出しています。
とにかく映画が好き、という方はゼッタイ読むべきです。
タグ:大槻ケンヂ
コメント 0