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『くるみ割り人形』(吉田都、スターダンサーズ・バレエ団) [舞台(バレエ)]

 スターダンサーズ・バレエ団の『くるみ割り人形』公演で、都ちゃんがシュガープラムを踊る、というので、夫婦で新国立劇場まで観に行きました。

 公演はピーター・ライト版で、ピーター・ライト卿自身が演出しています。(カーテンコールでは、ご本人が舞台に登場して盛大な拍手を受けていました)

 都ちゃんがインタビューで「とても懐かしい感じ。私にとって、くるみ割り人形はバーミンガムでライト版と共にスタートしたわけですから」などと語っていた通り、その昔サドラーズ・ウェルズ・バレエ団(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)で若き日の都ちゃんが踊ったときと同じ演出です。

 というか、本当に、舞台道具やら垂れ幕から、そのまんまなのにはさすがにビックリ。(バーミンガムの公演はDVD化されており、もちろん私は何度も繰り返し観ています)

 後でパンフレットを確認したら、“バーミンガム・ロイヤル・バレエ団との提携により製作”と書かれていて、ああ英国から舞台装置そのまま持ってきたのかと納得。違うかも知れませんが。

 で、肝心の都ちゃんのシュガープラムですが、えー、何と申しますか、“凄い”としか言いようがありません。観ていて腹の底から、かあーっと熱いものがこみ上げてくるような、手足の動き一つ一つに背筋がピリピリくるような、とにかく最高の踊りでした。会場が割れんばかりの拍手喝采を浴びていましたが、当然だと思います。

 スターダンサーズ・バレエ団は初めて(確か映像でバレエ『ドラゴンクエスト』を観ただけ)でしたが、なかなか良いバレエ団でした。群舞のレベルには、ちと難がありますが。

 余談ですが、私たちの前に座っていたお嬢さん方が

「中村祥子さん来てる!」
「えー、どこどこ?」
「ほら、クマテツの隣」

なあんて騒いでいて、熊哲(熊川哲也)はただのランドマークというか目印扱いなのが、妙に可笑しくて。

タグ:吉田都
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