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『きつねのホイティ』(著・絵:シビル・ウェッタシンハ、翻訳:松岡享子) [読書(ファンタジー・ミステリ・他)]

 スリランカの小さな村に住んでいる三人の気立てのよいおかみさん達。あるとき、旅人に化けてやってきたキツネに、そうと知りながら騙されたふりをしてご馳走してあげる。味をしめたキツネは、またべつの家に行って食事にありつこうとするのだが・・・。スリランカの作家による楽しい絵本。単行本(福音館書店)出版は1994年3月です。

 三歳の甥っこに渡すために買ったものの、惜しくなって手元にとっておくことにした絵本シリーズ、その2。その1については、2012年01月10日の日記を参照して下さい。

 きつねが旅人に化けてやってくるが、気のいいおかみさんは騙されたふりをして食事を出してもてなす。何度やってもばれないので、すっかり「俺って賢い」と自惚れるキツネ。調子に乗って自分たちを馬鹿にしているキツネを見たおかみさんは、少し懲らしめてやることに。

 日本昔話にも通じる、民話のような楽しい話です。スリランカの田舎を描いた挿絵が美しく、日常的な家事の光景も心に響きます。そして、スリランカ料理が美味しそうなこと。

 「ほかほかのごはんに、ココナッツミルクでにたやさいのカレー、とうがらしであじつけしたさかなのフライ、はちみつのたっぷりかかったヨーグルト」ですよ。キツネに喰わせるのはもったいない。

 お約束通りキツネは散々な目にあって退散するはめになりますが、それでも人間を恨むでもなく、「それにしてもうまかったなあ、またご馳走になりたいなあ」と素直に思うキツネの姿に、思わず微笑みが浮かんでしまいます。

 読んだ後、スリランカ料理が食べたくなること必至の美味しそうな絵本です。


タグ:絵本
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