『この人と福祉を語ろう 漫画家・西原理恵子』(NHK教育) [映像(映画・ドキュメンタリー)]
2008年3月31日に放映された番組で、たまたま本日の再放送を観ることが出来ました。「家族が“アルコール依存症”になったとき」という副題の通り、西原理恵子さんが夫(鴨志田穣)のアルコール依存症による家庭崩壊について語ります。
もちろん基本的には『毎日かあさん』その他に描かれている通りなんですが、夫が酒びたりで手がつけられない状態になったときの地獄のような生活について、離婚に踏み切ってから死別するまでの話について、驚くほど率直に、かつ生々しく話してくれて、見ているこちらの感情も揺さぶられます。
「同じような状況で苦しんでいる人に、私の体験が役に立つかも知れないから」と、おそらく思い出したくないことも含めて正直に吐露しながら、途中で涙ぐむ西原さん。しかし、さすがにそこは漫画家サイバラ、どんなに感情が高ぶっても言葉や表現は的確で分かりやすい。表現者というのは凄いと思います。
「依存症になると相手はヒトでなくなります。人間なら出来ないようなひどいことも言ったりやったりします。それは本人のせいではなくて病気のせいなんです。もっと早くそのことに気づいてあげれば良かった。離婚するまで私は夫を軽蔑し憎んでいました。家族を憎むなんてこんな悲しいことはありません」
知人も友人も親も誰も助けてはくれない、出口はないのでとにかく家族が依存症だと気づいたら本人でなくて家族でいいから専門医に相談するように、という助言に助けられる人も多いのではないでしょうか。
何らかの依存症をかかえた家族がいる人、『毎日かあさん』の愛読者、そしてもちろん西原理恵子か鴨志田穣のファンは必見です。
次回の再放送は、7月2日(水)の予定だそうです。ただしスケジュールは変更になる可能性もあるので、以下のページで確認して下さい。
NHK福祉ネットワーク
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/
もちろん基本的には『毎日かあさん』その他に描かれている通りなんですが、夫が酒びたりで手がつけられない状態になったときの地獄のような生活について、離婚に踏み切ってから死別するまでの話について、驚くほど率直に、かつ生々しく話してくれて、見ているこちらの感情も揺さぶられます。
「同じような状況で苦しんでいる人に、私の体験が役に立つかも知れないから」と、おそらく思い出したくないことも含めて正直に吐露しながら、途中で涙ぐむ西原さん。しかし、さすがにそこは漫画家サイバラ、どんなに感情が高ぶっても言葉や表現は的確で分かりやすい。表現者というのは凄いと思います。
「依存症になると相手はヒトでなくなります。人間なら出来ないようなひどいことも言ったりやったりします。それは本人のせいではなくて病気のせいなんです。もっと早くそのことに気づいてあげれば良かった。離婚するまで私は夫を軽蔑し憎んでいました。家族を憎むなんてこんな悲しいことはありません」
知人も友人も親も誰も助けてはくれない、出口はないのでとにかく家族が依存症だと気づいたら本人でなくて家族でいいから専門医に相談するように、という助言に助けられる人も多いのではないでしょうか。
何らかの依存症をかかえた家族がいる人、『毎日かあさん』の愛読者、そしてもちろん西原理恵子か鴨志田穣のファンは必見です。
次回の再放送は、7月2日(水)の予定だそうです。ただしスケジュールは変更になる可能性もあるので、以下のページで確認して下さい。
NHK福祉ネットワーク
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/
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