『皇帝ペンギン』（リュック・ジャケ）

　南極に住む皇帝ペンギン達の子育てと越冬を扱ったドキュメンタリー映画です。

　たび重なる仕様変更、次々と襲ってくるバグ、吹き荒れるデグレード、ひたすら黙々と耐え、何カ月もデスマーチを続ける工程管理、じゃなくて皇帝ペンギン。

　映像は文句なく素晴らしい出来ばえです。知識としては色々と知っていたのですが、やはり映像の力というのは凄い。実際に見るとそのインパクトに震えます。

　撮影と編集には唸らされたんですが、ただ、こう、何と言うか、ペンギンナレーションはちょっと・・・。もっと解説（例えば体温維持の生理的メカニズムとか、それぞれの行進における生存率とか）を入れてくれた方が嬉しかったなあ、と。

　それと音楽がダサすぎるんですが、あれは文化的にどうしようもないのでしょうか。

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