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『エトワール・ガラ(Bプログラム)』(パリ・オペラ座) [舞台(コンテンポラリーダンス)]

 夫婦で渋谷Bunkamuraオーチャードホールまで行って観てきました。パリ・オペラ座のメンバーを中心としたモダンバレエ/コンテンポラリーダンスのガラ公演です。

 私たち夫婦のお目当ては、マッツ・エック版『眠れる森の美女』のパ・ド・ドゥ。

 映像を観たときの印象では、麻薬を打ったり未成年淫行したり、かなり悪趣味なシーンだったような気がするんですが、実際に舞台で観るとびっくりするくらい感動的な踊りでした。苛立ちや哀しみや切なさといった感情がダイレクトに伝わってきて、観てるこちらの身体の芯に震えが走ります。やっぱマッツ・エックの振付は凄い。ううううん。もっと観たい。

 あと良かったのは、イリ・キリアン作品『ニュアージュ』、『ホエアアバウツ・アンノウン』の2つ。どちらも初見でしたが、動きがもろに好み。キリアン作品はもっと色々と観たいんですが、どうも映像が見つからず、舞台公演をこまめに探すしかないようです。

 ラストの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』(バランシン振付)は元気いっぱいの踊りで、楽しめました。他にはクロード・ブリュマション『アンドンテ』がちょっとお気に入り。

 実は、本公演中、最大の見せ場は、カーテンコールでマリ=アニエス・ジロ姉さんがやってのけたグラン・ジュテ。いや嘘じゃありません。マジです。並の男性ダンサーでは到底勝てないような見事な連続ハイジャンプをバシバシ決めて、観客大喜び拍手喝采。

 迷った末にBプログラムを選びましたが、この出来ばえならAプログラムも観ておいた方が良かったかなあ。

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