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『ビリティスの歌』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

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 おお、ここに ひとり悲しく。若人に かへりみられず、年老いた人も 妾を忘れ果て。あはれ この世のならひかな。けれども 妾の詠む詩は、いつかは人に知られよう、人の子の子に知られよう。
 ミルタレ、タイス、グリケラも、豊かな頬の蹙む日に、わが身を語りはせぬだらう。されば後の世に生れ 恋を語らふ人々は、妾の詩を 諸声に 高く歌はう。
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『ビリチスの歌』(ピエール・ルイス、鈴木信太郎:翻訳)より


 2023年9月30日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんの公演を鑑賞しました。三年ほど前に初演された作品のアップデイト版です。

 ピエール・ルイス『ビリティスの歌』を題材にしたドビュッシーの楽曲と、佐東利穂子さんによるテキスト朗読を背景にして、二人が踊ります。佐東利穂子さんが様々な年齢のビリティスを踊り、勅使川原三郎さんが恋人や運命などをすべて担当します。

 赤い照明を多用して官能的な雰囲気を盛り上げる演出が印象的です。ドビュッシーの楽曲の雰囲気と相まってちょっと忘れがたい。若い、というよりまだ幼いビリティスを見事に踊ってのけた佐東利穂子さんの表現に圧倒されます。





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