『サティ 退屈と孤独と真空の呼吸』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]
2021年3月12日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんの公演を鑑賞しました。エリック・サティのピアノ曲を背景に勅使川原三郎さんや佐東利穂子さんが踊る上演時間一時間ほどの作品です。
二人のうちどちらが踊るかは日によって違い、全8日間の公演のうち最初の4日間は勅使川原さんのソロ、後半の4日間のうち3日間は佐東さんのソロ、最終日は二人のデュエットとのことです。私たちが鑑賞した日は佐東さんのソロでした。
サティの楽曲はどうもとらえどころがないというか、おしゃれで軽快な音楽なのか、虚無的で諦念ベースの音楽なのか、よく分からないところがあります。まるで日常生活のようです。ダンスという身体の動きでこれらの楽曲を演奏しているのを観ると、そういう感じがいっそう強まります。
暗闇のなか小さな照明が静かに床を照らしている光景がテーマのようにくり返され、照明領域と照明領域の境界線上で佐東利穂子さんが踊る。おそらく勅使川原三郎さんが自身で踊ることを想定して振り付けた動きを佐東利穂子さんが自分のものとして踊っています。
宙を突くような激しい動き、ゆったりと水をかき混ぜるような動き、ゆるやかな腕のあの動き。様々な動きが観られて嬉しい。動きの印象と楽曲の印象が必ずしも合致しないところがいかにもサティらしくて面白い。
実は最終日のデュエットも観たかったのですが、残念ながら都合も合わず体調も思わしくなく、断念しました。
二人のうちどちらが踊るかは日によって違い、全8日間の公演のうち最初の4日間は勅使川原さんのソロ、後半の4日間のうち3日間は佐東さんのソロ、最終日は二人のデュエットとのことです。私たちが鑑賞した日は佐東さんのソロでした。
サティの楽曲はどうもとらえどころがないというか、おしゃれで軽快な音楽なのか、虚無的で諦念ベースの音楽なのか、よく分からないところがあります。まるで日常生活のようです。ダンスという身体の動きでこれらの楽曲を演奏しているのを観ると、そういう感じがいっそう強まります。
暗闇のなか小さな照明が静かに床を照らしている光景がテーマのようにくり返され、照明領域と照明領域の境界線上で佐東利穂子さんが踊る。おそらく勅使川原三郎さんが自身で踊ることを想定して振り付けた動きを佐東利穂子さんが自分のものとして踊っています。
宙を突くような激しい動き、ゆったりと水をかき混ぜるような動き、ゆるやかな腕のあの動き。様々な動きが観られて嬉しい。動きの印象と楽曲の印象が必ずしも合致しないところがいかにもサティらしくて面白い。
実は最終日のデュエットも観たかったのですが、残念ながら都合も合わず体調も思わしくなく、断念しました。
タグ:勅使川原三郎
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