SSブログ

『古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』(土屋健、群馬県立自然史博物館:監修) [読書(サイエンス)]

――――
 こうした図鑑で、ともすれば忘れてしまいそうなものが「スケール感」です。単体のイラストや、各時代のさまざまな場面を復元したイラストでは、はたしてその古生物がどのような大きさなのかピンとこないことがあります。
(中略)
 そこで、この「リアルサイズ古生物図鑑シリーズ」です。さまざまな時代のさまざまな古生物を、現代の(身近な)風景に配置してみました。“一般的な図鑑”に登場するあの古生物が「実はこんなに大きかった!(小さかった!)」という「サイズ感」を直感的にみなさまにお伝えできればと思います。
――――


 サバやタイに混じってアノマロカリスが魚屋で売られていたら。ロンドンの二階建てバスの上にカメロケラスが乗っていたら。海辺に立てかけてあるサーフボードにウミサソリが張り付いていたら。駐車場にディメトロドンが停まっていたら。古生物を身近な光景にさり気なく配置することで、有無を言わさずスケール感を明らかにする新感覚古生物図鑑シリーズその第一弾。単行本(技術評論社)出版は2018年7月です。

 「古生物のスケール感」を見せるための、感心する他はない見事なアイデアです。なるほどその手があったか。ワリセロプスがその「ロングフォーク」で京都の生八橋を食べようとしている写真。アサガオの葉の上にちょこんと乗っているハルキゲニアの写真。まず何より写真として魅力的なものが多く、ほれぼれと眺めてしまいます。

 こればっかりは文章で紹介しきれないので、出版社の紹介ページに掲載されているサンプルを示します。リンク切れの際は申し訳ありません。


魚屋で売られているアノマロカリスの写真
http://image.gihyo.co.jp/assets/files/book/2018/978-4-7741-9913-9/9784774199139-01.jpg

横断歩道を渡るアースロプレウラの写真
http://image.gihyo.co.jp/assets/files/book/2018/978-4-7741-9913-9/9784774199139-02.jpg

ロンドンのバスの上に乗っているカメロケラスの写真
http://image.gihyo.co.jp/assets/files/book/2018/978-4-7741-9913-9/9784774199139-03.jpg


 技術評論社の新刊紹介ページはこちらです。
 http://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9913-9



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。