『いる?いない?のひみつ(学研まんが新ひみつシリーズ39)』(並木伸一郎:監修、こざきゆう:構成、おがたたかはる:まんが) [読書(オカルト)]
「この地球上にはわれわれ人類がまだ見たこともない生き物がうじゃうじゃいるんだよ。いっぽう、UFOの正体もなかなかの謎だ!」
未確認研究所を訪れた悠真(ゆーま)君と優帆(ゆーほ)さんの前に現れたのは、架来未知太朗と名乗る謎のアフロ博士。三人は世界中を飛び回ってUMAとUFOの謎を探ることになったのでした。学研の老舗学習漫画、新ひみつシリーズ最新刊。単行本(学研教育出版)出版は2014年7月です。
旧シリーズを含めて40年以上も発行され続け、累計2000万部以上の販売実績をほこる学研の老舗学習漫画、新ひみつシリーズ。その最新刊は、夏休みを意識してか、未知動物UMAと未確認飛行物体UFOがテーマです。
「UMAもUFOも、われわれにその姿をほんの少し見せることがある。それらの痕跡をたんねんに拾い集め、正体を明らかにしていくことが、わたしの使命なのだよ!」
悠真君、優帆さん、架来未知太朗博士の三人が、世界中の有名なUMAとUFOを見てゆきます。そもそも、宇宙人のひみつを教えてあげよう、とかいう怪しいおじさんに子供たちがほいほい付いて行くという展開は学習漫画として問題ないのか、という気もしますが、これは「ひみつシリーズ」から続く伝統なので大丈夫。
紹介されているUMAは、ビッグフット、ネッシー、イエティ、シーサーペント、チュパカブラ、ローペン、ビッグバード、ノモス、スカンクエイプ、ヨーウィ、ニューネッシー、チャンプ、グロブスター、ツチノコ、カッパ、クッシー。
UFO事件は、アーノルド事件、ロズウェル事件、ベルギーのUFOフラップ、甲府事件、ヒル夫妻事件、宇宙飛行士が目撃したUFO。あと周辺ネタとして、ツングースカ大爆発、いわゆるオーパーツ(ナスカの地上絵、黄金ジェット、遮光器土偶、タッシリナジュールの宇宙人壁画、パレンケの宇宙飛行士、サラマンカの宇宙飛行士、チブサン古墳)が紹介されています。
とりあえず小学生なら知っておきたいネタは揃っていますね。
監修は並木伸一郎さんということもあり、フライング・サーペント、アルプ、南極のニンゲン、インカニヤンバ、ブルードッグ、ドローンズ、髪の毛座UFO、広東省のメカUFO、河北省のピラミッド形UFOなど、いや小学生は知らなくてもいいんじゃないかなと思えるマニアックなカラー写真も満載。
あなどれないのが「まめちしき」のコーナー。大人でも意外に知らない豆知識が載っていたりします。
「フリーマンがビッグフットとそうぐうした事件は、ワラワラ事件とよばれている」
「ボストン応用科学アカデミー調査団が水中カメラで撮影した写真は、全部で2000枚もある」
「1954年、イタリアで農婦が持っていた花束を身長1mほどの宇宙人にうばわれる事件が起きた」
「カッパの正体について、「グレイ」という宇宙人だとする説もある」
「UMAの死体が発見されることもあるが、研究調査しようとすると、何者かに持ち去られる場合が多い」
微妙に学研『ムー』読者を想定した内輪受けっぽい記述も含みながら、本文では触れられなかった他の事件についても一行で紹介してくれます。学研としても、将来の『ムー』読者を確保するために懸命に努力しているようです。
というわけで、今の小学生たちは妖怪妖怪と騒がしいようですが、UMA、UFO、オーパーツといった古典教養を知ってオカルト好きの伝統を受け継いでいってもらいたいものだと思います。
身近に小学生のお子様がいる方は、夏休みのプレゼントとして手渡すか、いやむしろ子供部屋にこっそり置いておくとよいでしょう。あと、小学校の図書委員の皆さんは、本書が確実に書棚に並ぶよう、必要に応じてリクエストを出すなど手配をよろしくお願いします。
未確認研究所を訪れた悠真(ゆーま)君と優帆(ゆーほ)さんの前に現れたのは、架来未知太朗と名乗る謎のアフロ博士。三人は世界中を飛び回ってUMAとUFOの謎を探ることになったのでした。学研の老舗学習漫画、新ひみつシリーズ最新刊。単行本(学研教育出版)出版は2014年7月です。
旧シリーズを含めて40年以上も発行され続け、累計2000万部以上の販売実績をほこる学研の老舗学習漫画、新ひみつシリーズ。その最新刊は、夏休みを意識してか、未知動物UMAと未確認飛行物体UFOがテーマです。
「UMAもUFOも、われわれにその姿をほんの少し見せることがある。それらの痕跡をたんねんに拾い集め、正体を明らかにしていくことが、わたしの使命なのだよ!」
悠真君、優帆さん、架来未知太朗博士の三人が、世界中の有名なUMAとUFOを見てゆきます。そもそも、宇宙人のひみつを教えてあげよう、とかいう怪しいおじさんに子供たちがほいほい付いて行くという展開は学習漫画として問題ないのか、という気もしますが、これは「ひみつシリーズ」から続く伝統なので大丈夫。
紹介されているUMAは、ビッグフット、ネッシー、イエティ、シーサーペント、チュパカブラ、ローペン、ビッグバード、ノモス、スカンクエイプ、ヨーウィ、ニューネッシー、チャンプ、グロブスター、ツチノコ、カッパ、クッシー。
UFO事件は、アーノルド事件、ロズウェル事件、ベルギーのUFOフラップ、甲府事件、ヒル夫妻事件、宇宙飛行士が目撃したUFO。あと周辺ネタとして、ツングースカ大爆発、いわゆるオーパーツ(ナスカの地上絵、黄金ジェット、遮光器土偶、タッシリナジュールの宇宙人壁画、パレンケの宇宙飛行士、サラマンカの宇宙飛行士、チブサン古墳)が紹介されています。
とりあえず小学生なら知っておきたいネタは揃っていますね。
監修は並木伸一郎さんということもあり、フライング・サーペント、アルプ、南極のニンゲン、インカニヤンバ、ブルードッグ、ドローンズ、髪の毛座UFO、広東省のメカUFO、河北省のピラミッド形UFOなど、いや小学生は知らなくてもいいんじゃないかなと思えるマニアックなカラー写真も満載。
あなどれないのが「まめちしき」のコーナー。大人でも意外に知らない豆知識が載っていたりします。
「フリーマンがビッグフットとそうぐうした事件は、ワラワラ事件とよばれている」
「ボストン応用科学アカデミー調査団が水中カメラで撮影した写真は、全部で2000枚もある」
「1954年、イタリアで農婦が持っていた花束を身長1mほどの宇宙人にうばわれる事件が起きた」
「カッパの正体について、「グレイ」という宇宙人だとする説もある」
「UMAの死体が発見されることもあるが、研究調査しようとすると、何者かに持ち去られる場合が多い」
微妙に学研『ムー』読者を想定した内輪受けっぽい記述も含みながら、本文では触れられなかった他の事件についても一行で紹介してくれます。学研としても、将来の『ムー』読者を確保するために懸命に努力しているようです。
というわけで、今の小学生たちは妖怪妖怪と騒がしいようですが、UMA、UFO、オーパーツといった古典教養を知ってオカルト好きの伝統を受け継いでいってもらいたいものだと思います。
身近に小学生のお子様がいる方は、夏休みのプレゼントとして手渡すか、いやむしろ子供部屋にこっそり置いておくとよいでしょう。あと、小学校の図書委員の皆さんは、本書が確実に書棚に並ぶよう、必要に応じてリクエストを出すなど手配をよろしくお願いします。
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