『女はかくもままならぬ』(中村うさぎ) [読書(随筆)]
中村うさぎのエッセイ集です。
女性誌に連載されたものなので、自分探しやら原罪やらをめぐる出口無し鬱エッセイではなく、かといってオヤジ向け爆笑エッセイでもなく、割と気楽なおしゃべり風エッセイなので読んでいてほっとします。
まあ、私のような中年男性なんか読者としてターゲット外なのは明らかで、「こんな女は嫌い」みたいな話題までは何とかついてゆけるのですが、ファッションやらアクセサリーやら美容やらネイルアートやら、いかにも女性誌らしい話題になると、置いてきぼりにされてしまいます。
何かと言うと引き合いに出されるのが、友人で漫画家の倉田真由美(くらたま)。容貌に恵まれているのに男にモテない、田舎くさいファッションセンス、などと散々な言われ方をしていてちょっと気の毒です。
全体的に、人気女性作家の書き飛ばしエッセイ本という印象が強く、気楽に読めるのが特徴ですが、何だか「中村うさぎの最近のエッセイ」としては物足りなくて、これがもう。次は読者をすくみ上がらせるような、煩悩自我地獄のたうち回りエッセイを読みたいなあ~と、まあ他人事ですから、そう期待します。
女性誌に連載されたものなので、自分探しやら原罪やらをめぐる出口無し鬱エッセイではなく、かといってオヤジ向け爆笑エッセイでもなく、割と気楽なおしゃべり風エッセイなので読んでいてほっとします。
まあ、私のような中年男性なんか読者としてターゲット外なのは明らかで、「こんな女は嫌い」みたいな話題までは何とかついてゆけるのですが、ファッションやらアクセサリーやら美容やらネイルアートやら、いかにも女性誌らしい話題になると、置いてきぼりにされてしまいます。
何かと言うと引き合いに出されるのが、友人で漫画家の倉田真由美(くらたま)。容貌に恵まれているのに男にモテない、田舎くさいファッションセンス、などと散々な言われ方をしていてちょっと気の毒です。
全体的に、人気女性作家の書き飛ばしエッセイ本という印象が強く、気楽に読めるのが特徴ですが、何だか「中村うさぎの最近のエッセイ」としては物足りなくて、これがもう。次は読者をすくみ上がらせるような、煩悩自我地獄のたうち回りエッセイを読みたいなあ~と、まあ他人事ですから、そう期待します。
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