『Pas De Deux』

　米国のVAIという会社から出ているバレエのパ・ド・ドゥ（二人で踊る形式のバレエ）名演集"Art of the Pas De Deux"の出来が良かったので、同じ会社の似たようなタイトル"Pas De Deux"を購入しました。

　再生してみたら、1984年8月に開催された「ロサンジェルス国際バレエフェスティバル」のライブ映像で、これは以前に観たことがあることに気づいてちょっとガッカリ。

　とりあえず最後まで観ましたが、舞台の出来もさほどではなく、画質が良くない上に、編集が微妙に雑で、どうにもこう気に入りません。

　観る価値があるのは、まずはギレーヌ・テスマー『ラ・シルフィード』で、これは素晴らしい。彼女のシルフィード全幕を観て感動しましたが（2005年10月10日）、あれが鮮やかに蘇ります。

　もう一つ観る価値があるのは、森下洋子さんの『ドン・キホーテ』で、実に優雅にキトリを踊っています。下半身の安定、手の動きの繊細さ、見応えがあります。

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