『気候大異変』(NHKスペシャル) [映像(映画・ドキュメンタリー)]
本DVDは、NHKスペシャル『気候大異変』の第1回および第2回を収録したもので、地球温暖化による影響を扱っています。
第1回は、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」が予想した今後100年の気候変動データを元に、暴風や高潮など自然災害の増加について解説します。CGで作られた災害映像は、ちょっとあざとすぎて白けます。
第2回は、水不足による砂漠化の進行(100年後にはアマゾン河流域が砂漠になるという予想はショック)、食料不足、熱帯性伝染病の拡大、海面上昇による土地減少、環境難民、といったテーマについて解説。第1回に比べると抑え目な表現のためか、説得力は増しています。
英国BBCと組んだ『プラネットアース』の素晴らしさに比べると、組んだ相手(米国ディスカバリーチャネル)が悪かったのか、表面的でセンセーショナリズムが鼻につく“雑な”作りに感じました。
あと、生物種の減少(というか大絶滅)といった、長い目でみると極めて深刻で広範囲に影響を及ぼしかねない問題が省略されているというのも、ちょっと何だかなあ。
というわけで、悪い出来ではありませんが、問題の深刻さに比べて突っ込みが浅い凡庸なドキュメンタリーという感は否定できません。やはり組んだ相手が
第1回は、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」が予想した今後100年の気候変動データを元に、暴風や高潮など自然災害の増加について解説します。CGで作られた災害映像は、ちょっとあざとすぎて白けます。
第2回は、水不足による砂漠化の進行(100年後にはアマゾン河流域が砂漠になるという予想はショック)、食料不足、熱帯性伝染病の拡大、海面上昇による土地減少、環境難民、といったテーマについて解説。第1回に比べると抑え目な表現のためか、説得力は増しています。
英国BBCと組んだ『プラネットアース』の素晴らしさに比べると、組んだ相手(米国ディスカバリーチャネル)が悪かったのか、表面的でセンセーショナリズムが鼻につく“雑な”作りに感じました。
あと、生物種の減少(というか大絶滅)といった、長い目でみると極めて深刻で広範囲に影響を及ぼしかねない問題が省略されているというのも、ちょっと何だかなあ。
というわけで、悪い出来ではありませんが、問題の深刻さに比べて突っ込みが浅い凡庸なドキュメンタリーという感は否定できません。やはり組んだ相手が
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