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『ワルツ』(勅使川原三郎、佐東利穂子、ハビエル・アラ・サウコ) [ダンス]

 2023年10月21日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんの公演を鑑賞しました。様々なワルツをメドレーで流して三人が踊る作品です。

 8月に東京芸術劇場プレイハウスで上演した『ランボー詩集』にも出演していたハビエルを迎えて、三拍子で三名が踊ります。最初から最後まで見せ場の連続というべき驚くべき舞台。個人的には今年のアップデイトダンスのベストはこれだと思いました。

 三者三様に凄いのですが、ハビエルの若さあふれる一途さ生真面目さを感じさせるダンスは新鮮で、勅使川原さんのダンスとの対比が印象的です。同一人物の晩年と青春をカットバックで見ているようなドラマ性まで感じられます。佐東利穂子さんのダンスにも先輩の貫祿というかなにか気合が入っているみたい。何にせよ出演者が増えたことで体力的にも余裕があるというか常に誰かが全力で踊っているという高揚感がすごいのです。

 勅使川原さんの挨拶によると、ハビエルは、ゲストダンサーというよりもうカンパニーのメンバーとのことで、今後の活躍に期待しています。





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