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『Down Beat 21号』(柴田千晶、小川三郎、他) [読書(小説・詩)]

 詩誌『Down Beat』の21号を紹介いたします。


[Down Beat 21号 目次]
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『恥ずかしい古びた一枚のもの』『小林さん』(金井雄二)
『春の葬』(柴田千晶)
『うたの日』(谷口鳥子)
『鍵っ子』『水売り』(廿楽順治)
『春』(徳広康代)
『動物ということ』(中島悦子)
『どうぶつ(詩)』(今鹿仙)
『かりそめ』(小川三郎)
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お問い合わせは、次のフェイスブックページまで。

  詩誌Down Beat
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みんなには、くーちゃんの死が見えないのでしょう。カウントされてもいないのだから、当然ですね。町々に元気に溢れかえっているみんなには、そんなみんなをテレビで見ているみんなには、そして、みんな全部全部を動物としか思わない動物には。

わめく声 わめく声しかない世界は。
――――
『動物ということ』(中島悦子)より




――――
人を神に似せることが
罪とまでは言えなくても
神に愛されるつもりなら
美につきもっと知らなくては。
人間と言う技法についても
もっと深く学ばないと。

幸福などは口にせぬこと。
悪について調べないこと。
疑問はすべて
我が子が汲み取る。
私はそれを否定しよう。
――――
『かりそめ』(小川三郎)より





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