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『エンカウント・エンカ』(MWMW、高橋萌登) [ダンス]

 2023年2月11日は、夫婦で北千住BUoYに行って高橋萌登さん率いるMWMWの最新公演を鑑賞しました。高橋萌登さんを含むMWMWのメンバー5名が踊る60分の舞台です。


[キャスト他]

構成・演出・振付: 高橋萌登
出演: 大江麻美子、金森温代、鈴木梨音、中谷友紀、高橋萌登


 もう二年以上前に観た『楽園はまぼろし、もしくはモキュメント』以来のMWMW公演。場所は以前にポエケット(詩の同人誌即売会)が開催されたとき行ったことのある北千住BUoYで、廃墟となった銭湯をほとんどそのまま流用した地下空間で踊ります。舞台の中央に大きな柱があるという構造を巧みに演出に活かしています。そして観客席との距離が近い近い。あとピアノは今回の公演用に運び込まれたものなのでしょうか。

 ひさしぶりに見た高橋萌登さんですが、頼もしいリーダーとしての貫祿のようなものを出していて立派でした。以前はどことなく自信なさげでおどおどしている小動物、でも踊りだすとすべてを振り切るようなすごいダンスが爆発する、といった印象を受けたものですが、今回はどんなシーンでも自分の演出と次の動きに自信を持っているというようなたたずまいです。

 作品としても、二年前には残っていた「東京ELECTROCK STAIRS」っぽさが消えて、高橋萌登さんの個性というかカラーで統一されているようで嬉しい。高橋萌登さん以外には、個人的には、BATIKの大江麻美子さんの個性と存在感が印象的でした。どんどん変わってゆく高橋萌登さんとMWMWはこれからもできる限り追ってゆこうと思います。





タグ:高橋萌登
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