『コドモダマシ』(パオロ・マッツァリーノ) [読書(随筆)]
『反社会学講座』シリーズや『つっこみ力』で知られている著者の最新作を読みました。格差から環境まで、教育から離婚まで、社会に関する通説・俗説・思い込みに、つっこみ力で立ち向かう一冊であります。
いつもの通り「最近の××はダメだ問題だこのままでは大変なことになる、と皆さんおっしゃいますが、では昔の人はそんなに立派だったのでしょうか。調べてみると、現在と大差ない、というかむしろ今の方がマシだということが分かります。人間、いつの時代もいい加減に無責任に生きてたんですね」という論調。結構、癒されます。
今回は、“ほろ苦教育劇場”という副題の通り、子供の質問にお父さんが答える、というか言いくるめる、という基本フォーマットでホームコメディをやっているのが特徴。楽しんで読めるようにとの配慮なんでしょうが、ホームドラマは浮いているし、ギャグは滑っているし、どうにも悲しい。工夫が裏目に出ていると思います。
いつもの通り「最近の××はダメだ問題だこのままでは大変なことになる、と皆さんおっしゃいますが、では昔の人はそんなに立派だったのでしょうか。調べてみると、現在と大差ない、というかむしろ今の方がマシだということが分かります。人間、いつの時代もいい加減に無責任に生きてたんですね」という論調。結構、癒されます。
今回は、“ほろ苦教育劇場”という副題の通り、子供の質問にお父さんが答える、というか言いくるめる、という基本フォーマットでホームコメディをやっているのが特徴。楽しんで読めるようにとの配慮なんでしょうが、ホームドラマは浮いているし、ギャグは滑っているし、どうにも悲しい。工夫が裏目に出ていると思います。
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