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『くるみ割り人形』(Kバレエカンパニー) [舞台(バレエ)]

 夫婦で大宮ソニックシティまで行って観て来ました。

 クリスマスが近づくとあちこちのバレエ団が舞台にのせる定番中の定番、『くるみ割り人形』。オーケストラにとっての第九みたいな恒例年末イベントです。

 今年はついにKバレエカンパニーが『くるみ割り人形』の舞台をやるというので、もう大興奮。ついに観ることが出来て感激です。

 ストーリーとバージョンですが、細部に色々と手を加えて不条理感を少なくしてあるものの、ほぼスタンダードな展開。マリー姫(しばしば“こんぺいとうの精”と呼ばれる役)とクララは別人、クララもばんばん踊るバージョンでした。

 まず、とくかく衣装と舞台美術が素晴らしい出来ばえ。カーテンコールで美術担当が舞台に登場して、拍手を浴びていました。それだけのことはあります。

 王子を踊った熊川哲也さん、マリー姫を踊った康村和恵さんは、まあいつもの通り。康村さんは、丁寧なバレエでした。熊哲も(彼にしては)控え目に踊ってました。子供の世界を壊しちゃいけないという配慮でしょうか。

 特筆すべきは、むしろスチュアート・キャシディ(ドロッセルマイヤー役)、中平絢子さん(クララ)の演技。キャシディはいつもにもましてノリノリだし、中平さんは細かい小芝居が上手くて、か、かわぃぃーっ、やられました。

 個人的に、『くるみ割り人形』は“ラストワルツ”の途中で切なくなって泣きそうになればいい舞台、というのを判断基準にしているんですが、今回はかなり泣きが入りました。いい舞台でした。

タグ:Kバレエ
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