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2019年を振り返る(1)[総括] [年頭回顧]

 日記を確認したところ、2019年に読んだ本は130冊でした。過去の推移を並べてみると、次のようになります。


2006年: 124冊
2007年: 145冊
2008年: 202冊
2009年: 206冊
2010年: 185冊
2011年: 208冊
2012年: 199冊
2013年: 214冊
2014年: 203冊
2015年: 200冊
2016年: 155冊
2017年: 152冊
2018年: 147冊
2019年: 130冊


 一方、ダンス公演を観るために劇場に足を運んだ回数は27回。過去の推移は次の通りです。


2006年: 26公演
2007年: 18公演
2008年: 21公演
2009年: 28公演
2010年: 22公演
2011年: 14公演
2012年: 36公演
2013年: 22公演
2014年: 32公演
2015年: 28公演
2016年: 29公演
2017年: 37公演
2018年: 37公演
2019年: 27公演




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2018年を振り返る(8)[サイエンス・テクノロジー] [年頭回顧]

 一般向けのテクノロジー解説本に感動することが多い年でした。山ほど出ているAI技術解説書のなかで最も感銘を受けた『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』、いたずらに不安を煽ることなく誰にでも分かるようにサイバーセキュリティについて教えてくれる『サイバー攻撃』、家電や文房具など身近な製品に使われている意外なハイテクを図解してくれる『雑学科学読本』など。


2018年07月30日の日記
『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」』(川添愛、花松あゆみ:イラスト)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-30

2018年03月13日の日記
『サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること』(中島明日香)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-13

2018年12月20日の日記
『雑学科学読本 身のまわりのすごい技術大百科』(涌井貞美、涌井良幸)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-20


 物理天文まわりでは、時間と空間の「果て」という難問に取り組む『宇宙の「果て」になにがあるのか』、これからの発展が期待される重力天文学の展望を語る『重力で宇宙を見る』、そして科学とキリスト教信仰は両立するのかという問いかけに「理論物理学者でかつカトリック教会の助祭」というこれ以上ないくらい最適なポジションにいる著者が応じる『科学者はなぜ神を信じるのか』の三冊が印象的でした。


2018年01月15日の日記
『重力で宇宙を見る 重力波と重力レンズが明かす、宇宙はじまりの謎』(二間瀬敏史)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-15

2018年07月31日の日記
『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』(三田一郎)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-31

2018年10月17日の日記
『宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり』(戸谷友則)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-17


 進化生物学まわりでは、何といっても人類進化という意外に全体像が把握しにくい領域に切り込んでゆく『我々はなぜ我々だけなのか』が圧倒的な面白さ。一筋縄ではゆかない進化の複雑さをストレートに解説する『すごい進化』と、これまでジャンク(ゴミ)と見なされがちだった非コードDNAが果たしている重要な役割の数々を解説する『DNAの98%は謎』が刺激的でした。


2018年01月25日の日記
『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』(川端裕人、海部陽介:監修)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-25

2018年02月07日の日記
『DNAの98%は謎 生命の鍵を握る「非コードDNA」とは何か』(小林武彦)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-07

2018年03月15日の日記
『すごい進化 「一見すると不合理」の謎を解く』(鈴木紀之)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-15


 生態系まわりでは、魚と鳥の研究者が大活躍。『魚だって考える』『湿地帯中毒』『「おしどり夫婦」ではない鳥たち』の三冊は、生物進化と生態系の関わりの奥深さを教えてくれます。


2018年03月27日の日記
『魚だって考える キンギョの好奇心、ハゼの空間認知』(吉田将之)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-27

2018年06月28日の日記
『湿地帯中毒 身近な魚の自然史研究』(中島淳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-28

2018年09月19日の日記
『「おしどり夫婦」ではない鳥たち』(濱尾章二)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-19


 異色の古生物学本として、現代の風景に古生物(なまもの)を配置した写真集という『リアルサイズ古生物図鑑』のインパクトが凄かった。


2018年08月01日の日記
『古生物のサイズが実感できる! リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』(土屋健、群馬県立自然史博物館:監修)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-01


 医学生理学まわりでは、感覚知覚情報が脳内でどのように処理されているのかを解説した『「こころ」はいかにして生まれるのか』と『嗅覚はどう進化してきたか』が記憶に残っています。


2018年12月05日の日記
『「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」』(櫻井武)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-05

2018年11月22日の日記
『嗅覚はどう進化してきたか 生き物たちの匂い世界』(新村芳人)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-22


 数学まわりでは、面白さで定評あるイアン・スチュアートの数学トピック本最新作『無限』と、数学における定番ジョークやネタを集めた『笑う数学』の二冊を読みました。


2018年06月07日の日記
『無限』(イアン・スチュアート、川辺治之:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-07

2018年02月28日の日記
『笑う数学』(日本お笑い数学協会)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-28



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2018年を振り返る(7)[教養・ノンフィクション] [年頭回顧]

 女性をエンカレッジする本が立て続けに出版された年でした。『キュロテ』や『世界を変えた50人の女性科学者たち』など無視されがちな女性の功績をまとめた本に加えて、『問題だらけの女性たち』のように痛烈な一冊も。


2018年04月02日の日記
『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』(ペネロープ・バジュー、関澄かおる:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-04-02

2018年05月24日の日記
『世界を変えた50人の女性科学者たち』(レイチェル・イグノトフスキー、野中モモ:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-24

2018年05月21日の日記
『問題だらけの女性たち』(ジャッキー・フレミング、松田青子:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-21


 好奇心刺激という点では、ナショジオの大型本がすごかった。地図に載っているのに実際には存在が確認できない島や都市を集めた『世界をまどわせた地図』、構想されたものの実現しなかった奇想天外野心的建築物を集めた『まぼろしの奇想建築』の二冊です。


2018年09月27日の日記
『世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語』(エドワード・ブルック=ヒッチング、ナショナル・ジオグラフィック:編集、関谷冬華:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-27

2018年11月05日の日記
『まぼろしの奇想建築 天才が夢みた不可能な挑戦』(フィリップ・ウィルキンソン、ナショナル・ジオグラフィック:編集、関谷冬華:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-05


 特定の事物に焦点を当ててそこから世界史を語るというジャンルの本はコンスタントに出版されていますが、昨年は『紙』と『宝石』を読みました。


2018年03月29日の日記
『紙の世界史 歴史に突き動かされた技術』(マーク・カーランスキー、川副智子:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-29

2018年05月10日の日記
『宝石 欲望と錯覚の世界史』(エイジャー・レイデン、和田佐規子:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-10


 書評集としては、河野聡子『あるときはぶかぶかの靴を、あるときは窮屈な靴をはけ』が刺激的でした。


2018年11月27日の日記
『あるときはぶかぶかの靴を、あるときは窮屈な靴をはけ』(河野聡子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-27


 さて、オカルトです。ついに書籍化された人気サイト『オカルト・クロニクル』、ASIOS恒例の謎解き本『UMA事件クロニクル』、そして「幻の同人誌」から商業出版へとこぎつけた驚異の『日本現代怪異事典』まで。


2018年08月28日の日記
『オカルト・クロニクル』(松閣オルタ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-28

2018年07月24日の日記
『UMA事件クロニクル』(ASIOS)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-24

2018年01月23日の日記
『日本現代怪異事典』(朝里樹)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-23


 オカルト的なものの文化的研究本としては、幻獣イメージの源を古生物化石に求める『怪異古生物考』、ドイツの都市伝説を紹介する『ヒトラーとUFO』、日本と台湾の妖怪を身体感覚から探ってゆく『何かが後をついてくる』の三冊が面白かった。


2018年07月18日の日記
『怪異古生物考』(土屋健、荻野慎諧:監修、久正人:イラスト)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-18

2018年07月25日の日記
『ヒトラーとUFO 謎と都市伝説の国ドイツ』(篠田航一)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-25

2018年10月04日の日記
『何かが後をついてくる』(伊藤龍平)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-04


 最後に、なつかし系のオカルト本として、『日本懐かしオカルト大全』と『日本昭和トンデモ児童書大全』を読みました。子供の頃から自分がいかに成長してないか、今ここにはっきりと。


2018年01月31日の日記
『日本懐かしオカルト大全』(寺井広樹、白神じゅりこ、並木伸一郎:監修)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-31

2018年11月08日の日記
『日本昭和トンデモ児童書大全』(中柳豪文)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-08



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2018年を振り返る(6)[随筆・紀行・ルポ] [年頭回顧]

 新たな猫との出会いを書いた『モイラの「転生」』から、文学が猛り疾走する『山よ動け女よ死ぬな千里馬よ走れ』まで、冴え渡る笙野頼子さんのエッセイ。今の世の中で正気を保つために必要な文章です。


2018年01月18日の日記
『モイラの「転生」』(笙野頼子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-18

2018年07月04日の日記
『近況ご報告その他(「笙野頼子資料室」掲載)』(笙野頼子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-04

2018年09月21日の日記
『私たちは抗議する 笙野頼子・北原みのり』(”note”掲載 2018年9月20日)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-21

2018年12月06日の日記
『山よ動け女よ死ぬな千里馬よ走れ』(笙野頼子)(「民主文学」2019年1月号掲載)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-06


 高野秀行さんの二冊、『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』と『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』は、それぞれ別の意味で強烈な印象を残してくれました。


2018年06月26日の日記
『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』(高野秀行、清水克行)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-26

2018年12月13日の日記
『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』(高野秀行)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-13


 歌人の穂村弘さんの読書日記と書評集、ほとんど印象が同じ。


2018年02月22日の日記
『これから泳ぎにいきませんか 穂村弘の書評集』(穂村弘)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-22

2018年02月27日の日記
『きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記』(穂村弘)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-27


 作家の日常を描いた作品としては、松田青子『東京 しるしのある風景』ののどかな雰囲気と、その逆に、不穏さにシビれる松村進吉『怪談稼業 侵蝕』の二冊が、あまりに対照的でどちらも忘れがたいものがあります。


2018年03月06日の日記
『東京 しるしのある風景』(松田青子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-06

2018年08月06日の日記
『怪談稼業 侵蝕』(松村進吉)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-06


 作家のエッセイアンソロジーとしては、迫る〆切に七転八倒する『〆切本2』と、部屋がどうしても雑然としてしまう悩み『片づけたい』が面白かった。


2018年01月10日の日記
『〆切本2』
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-10

2018年04月05日の日記
『片づけたい』
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-04-05


 棋士と学者という「頭の良さが存在意義」みたいに自認している人々がうつ病にかかって思考能力を喪失したら。その衝撃と復帰までの道のりを描いた二冊がそろった年でした。


2018年06月20日の日記
『知性は死なない 平成の鬱をこえて』(與那覇潤)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-20

2018年09月06日の日記
『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』(先崎学)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-06


 最後に、やはり猫。猫のエッセイ、猫の絵本、猫の中国絵巻物、そして猫のアクション写真まで。猫はいいなあ。


2018年02月08日の日記
『ホロホロチョウのよる』(ミロコマチコ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-08

2018年05月16日の日記
『てつぞうはね』(ミロコマチコ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-16

2018年05月23日の日記
『かわいいねこの絵巻物 画猫・夢唐』(瓜几拉、藤原由希:翻訳)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-23

2018年08月22日の日記
『ねこ拳撮影術』(久方広之)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-22



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2018年を振り返る(5)[詩歌] [年頭回顧]

 詩人の川上亜紀さんが亡くなった年でした。詩集『あなたとわたしと無数の人々』が出版され、また遺作となった作品が文芸同人誌『モーアシビ』第34号に掲載されました。ちなみに第35号では追悼特集が組まれました。


2018年06月19日の日記
『あなたとわたしと無数の人々』(川上亜紀)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-19

2018年01月24日の日記
『モーアシビ 第34号』(白鳥信也:編集、川上亜紀・小川三郎・他)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-01-24

2018年07月11日の日記
『モーアシビ 第35号』(白鳥信也:編集、川上亜紀・小川三郎・川口晴美・他)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-11


 謎めいた物語を感じさせる情景描写、足もとにぽっかり開いた無窮と永遠。想像力を刺激する静かな凄味に衝撃を受けた二冊が、中本道代『接吻』と西元直子『くりかえしあらわれる火』。昨年、最も記憶に残った詩集でした。


2018年10月02日の日記
『接吻』(中本道代)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-02

2018年06月25日の日記
『くりかえしあらわれる火』(西元直子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-25


 かつて読みふけった少女漫画の感覚がありありと蘇ってくる中村梨々『青挿し』、他人と同じように生きることのしんどさを描く和田まさ子『軸足をずらす』、怒り祈り憧憬などの感情がしみこんでくるタケイ・リエ『ルーネベリと雪』など、日常生活や身近なものを題材にしながら油断していると途方もないところに連れてゆかれる詩集たち。


2018年05月31日の日記
『青挿し』(中村梨々)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-31

2018年10月31日の日記
『軸足をずらす』(和田まさ子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-31

2018年10月10日の日記
『ルーネベリと雪』(タケイ・リエ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-10


 フランス装(アンカット)、ポップアップ、立体展開図など、読者が自ら手を加えることで世界に一冊しか存在しない自分だけの詩集を完成させるという、カニエ・ナハ装幀/制作によるペーパークラフト詩集シリーズにも多大なインパクトがありました。驚異の立体詩集・大崎清夏『目に見えるものはやさしい』、無限にめくれる折り紙詩集・タケイ・リエ『夏の周波数』、そしてクラフト度ひかえめなご本人の詩集『なりたての寡婦』。


2018年05月15日の日記
『目に見えるものはやさしい』(大崎清夏、装幀/制作:カニエ・ナハ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-15

2018年07月17日の日記
『夏の周波数』(タケイ・リエ、装幀/制作:カニエ・ナハ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-17

2018年11月26日の日記
『なりたての寡婦』(カニエ・ナハ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-26


 SF詩である時里二郎『名井島』、紀行詩というべき松岡政則『あるくことば』と暁方ミセイ『紫雲天気、嗅ぎ回る 岩手歩行詩篇』、そして分担作業により多少の偶然性を持って作り出されたTOLTA(河野聡子、他)『この宇宙以外の場所』など、言葉の使い方をあらためて教えてくれるような詩集がお気に入りです。


2018年11月21日の日記
『名井島』(時里二郎)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-21

2018年09月03日の日記
『あるくことば』(松岡政則)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-03

2018年11月29日の日記
『紫雲天気、嗅ぎ回る 岩手歩行詩篇』(暁方ミセイ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-29

2018年11月20日の日記
『この宇宙以外の場所』(TOLTA 河野聡子、佐次田哲、関口文子、山田亮太)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-11-20


 短歌では、何といっても服部真里子さんの作品に感銘を受けました。『行け広野へと』を読んでびっくり、急いで最新作『遠くの敵や硝子を』を読み、いずれも驚嘆しました。


2018年09月13日の日記
『行け広野へと』(服部真里子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-09-13

2018年10月24日の日記
『遠くの敵や硝子を』(服部真里子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-24


 世相を反映しているのか、仕事のつらさというか不条理というか、大げさにいうなら労働疎外をテーマとした歌が目についたような気がします。


2018年10月30日の日記
『冒険者たち』(ユキノ進)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-30

2018年05月29日の日記
『猫は踏まずに』(本多真弓)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-29

2018年10月01日の日記
『ちるとしふと』(千原こはぎ)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-01


 理系の研究生活、南の島の暮らし、妄想、黒歴史、BL。短歌の題材がどんどん広がっているのを目の当たりにして感激した年でもありました。


2018年02月20日の日記
『眠れる海』(野口あや子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-20

2018年03月28日の日記
『S坂』(森尻理恵)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-28

2018年03月07日の日記
『耳ふたひら』(松村由利子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-07

2018年03月14日の日記
『風のアンダースタディ』(鈴木美紀子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-03-14

2018年04月04日の日記
『去年マリエンバートで』(林和清)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-04-04

2018年04月24日の日記
『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(木下龍也、岡野大嗣)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-04-24

2018年06月14日の日記
『水中翼船炎上中』(穂村弘)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-06-14

2018年08月08日の日記
『たどり着けない地平線』(池田行謙)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-08

2018年10月03日の日記
『みずからの火』(嵯峨直樹)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-10-03


 短歌アンソロジーとしては、スタンダードな傑作選『短歌タイムカプセル』も良かったのですが、やはり倉阪鬼一郎『怖い短歌』の歪みまくったセレクションに心を動かされました。また、企画を台無しにする勢いで著者の個性が前面に出たライブ感あふれる『短歌と俳句の五十番勝負』も忘れがたい。


2018年02月19日の日記
『短歌タイムカプセル』(東直子、佐藤弓生、千葉聡)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-02-19

2018年12月04日の日記
『怖い短歌』(倉阪鬼一郎)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-04

2018年05月30日の日記
『短歌と俳句の五十番勝負』(穂村弘、堀本裕樹)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-30


 川柳はあまり読んでないのですが、「言葉を蕩尽する文芸」という言葉に思わず興奮しました。言葉を蕩尽する贅沢。


2018年05月22日の日記
『水牛の余波』(小池正博)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-05-22

2018年08月07日の日記
『スロー・リバー』(川合大祐)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-08-07

2018年12月19日の日記
『hibi』(八上桐子)
https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-12-19



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