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『Corps extrêmes - 身体の極限で』(ラシッド・ウランダン) [ダンス]

 2024年10月26日は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行ってフランスのラシッド・ウランダンの作品を鑑賞しました。

[キャスト他]

出演: タミラ・ドゥ・ナイヤール、ベラール・サン・ヴィサント、リザンドロ・ギャロ、ジョエル・アズー、ヴァレリアン・ムティエール、マキシム・セゲール、シャルリー・エシオン、ニコロ・マルツォーリ、カミーユ・ドゥマス、アントワーヌ・クレティノン
映像出演: ネイサン・ポーリン、ニナ・カプレツ
音楽: ジャン=バティスト・ジュリアン

 難易度の高いワザで観客を沸かせる現代サーカスというより、極限状態における身体と精神のありかたを探ってゆくダンス作品です。アクバット、ハイライン(高所つなわたり)、クライミング。エクストリームスポーツに挑む人々はそのとき何を考え、感じているのか。深い谷底の上に張られたロープに立つとき、腕だけで崖の壁面にぶら下がっているとき、アクロバットで着地に失敗した瞬間、人がどのような経験をするのかを、ハイラインやクライミングの衝撃的までにスリリングな映像とともにインタビュー音声として語り、出演者たちは舞台上で実際にアクロバットを行います。後半では舞台の背景となっている壁面に岸壁の映像が投影され、そこを登ってゆく出演者がまるで野外でクライミングに挑戦しているように見えたり。アクロバットとハイラインとボルダリングを組み合わせた演出は圧巻です。



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