『エクリプス -月蝕』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]
2024年10月21日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんのダンス公演を鑑賞しました。アップデイトダンスNo.106『エクリプス -月蝕』、月が地球の影に入って見えなくなる瞬間をとらえた作品です。
これまでもアップデイトダンスでは何度か月がモチーフになっていますが、今作はいつもにも増して照明効果が素晴らしく、月や天体が照明だけで様々に表現されるのはちょっと驚異的です。ノイズの向こうから繰り返し聴こえるバッハの曲はどうしても映画『惑星ソラリス』を連想させ、うす暗い小さな舞台が宇宙空間へと変わってゆきます。
佐東利穂子さんがゆっくりとした動きで月の満ち欠けや天体の運行を踊ります。勅使川原さんの動きは、おそらく天体と対比した地上をイメージしているのでしょうが、両手をこねまわして何かを飲み込む、太陽の明るさに顔を覆う、など意外に人間くさい仕種が印象的。ラストシーンは圧巻で、月を背景にシルエットとなった佐東利穂子さんの前を勅使川原さんがゆっくりと通りすぎる。月蝕の表現なのですが、身震いするほど美しい。それまでのダンスが積み重なって深い感動を覚える瞬間です。
これまでもアップデイトダンスでは何度か月がモチーフになっていますが、今作はいつもにも増して照明効果が素晴らしく、月や天体が照明だけで様々に表現されるのはちょっと驚異的です。ノイズの向こうから繰り返し聴こえるバッハの曲はどうしても映画『惑星ソラリス』を連想させ、うす暗い小さな舞台が宇宙空間へと変わってゆきます。
佐東利穂子さんがゆっくりとした動きで月の満ち欠けや天体の運行を踊ります。勅使川原さんの動きは、おそらく天体と対比した地上をイメージしているのでしょうが、両手をこねまわして何かを飲み込む、太陽の明るさに顔を覆う、など意外に人間くさい仕種が印象的。ラストシーンは圧巻で、月を背景にシルエットとなった佐東利穂子さんの前を勅使川原さんがゆっくりと通りすぎる。月蝕の表現なのですが、身震いするほど美しい。それまでのダンスが積み重なって深い感動を覚える瞬間です。
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