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『図書館司書くん』(ル・グロ・オルテイユ) [ダンス]

 2024年8月10日は、夫婦でシアタートラムに行ってカンパニー「ル・グロ・オルテイユ」(カナダ・ケベック州)による現代サーカスを鑑賞しました。一名の出演者によるクラウンとアクロバットを組み合わせた子供も楽しめる作品です。上演時間は1時間。

 空想癖のある図書館司書が、仕事の合間に本を読んでは空想の世界に没入する。

 なかなか服が脱げずバタバタするとか床でつまずいてコケそうになるとか、クラウンの滑稽なしぐさで子供たちを笑わせます。これが図書館司書である男の現実世界なのですが、仕事をさぼって本を開くやいきなりアクロバット、ジャグリングなど様々なテクニックを駆使して空想世界をフィジカルに表現してみせます。あとかっこいいヒップホップダンス。現実と空想のギャップが何ともいえず可笑しい。観客も「次にどんな変なことが起きるのか」というワクワク感でいっぱい。子供には本の楽しさ、読書の喜びを教えてくれるし、ファミリー向け作品として素晴らしい。日本語対応も見事でした。


[キャスト他]
演出: マリー=エレーヌ・ダムール
出演: イポリット
声の出演+日本語指導: 山積隆之介





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