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『楽園はまぼろし、もしくはモキュメント』(MWMW、高橋萌登) [ダンス]

 2020年10月30日は、夫婦で吉祥寺シアターに行って高橋萌登さん率いるMWMWの第1回本公演を鑑賞しました。高橋萌登さんを含むMWMWのメンバー9名が踊る70分の舞台です。


[キャスト他]

構成・演出・振付: 高橋萌登
出演:
伊藤まこと、大森瑶子、金森温代、神田初音ファレル、久保佳絵、小林利那、七里海流クノー、中谷友紀、高橋萌登


 前作『たんぺんしゅう』でも『なにものたち』という小品が披露されましたが、今回がMWMWとしての第一回本公演とのこと。

 前半は高橋萌登版「東京ELECTROCK STAIRS」という感じでしたが、後半に入って個性がどんどん出てきて、舞台全体に高橋萌登さんの持ち味(けなげさ、いちずさ、一所懸命さ)があふれてゆく様には驚きました。

 特に全員が靴下を脱いでからの群舞は圧巻で、照明の具合も素晴らしく、とにかく強く引き込まれました。これまでの作品と比べても明らかにレベルアップしているというか、現時点における高橋萌登さんの最高傑作だと思う。

 多数出演者が同時に踊るシーン、数名が互いにからむこちゃこちゃした動き、そして各人の特性をうまく活かしたソロ、それぞれがうまく配置されていて気持ちよいです。スポットライトが当たってない場所でも薄暗いなかで何やらごそごそやっているのがけっこう見えるという照明がすてき。

 もちろん高橋萌登さんが踊ると、もう目が離せない。強い共感を引き出すダンスに心が揺さぶられます。これから高橋萌登さんがMWMWとともにどんなことをやってくれるのか期待が高まります。次も観る。





タグ:高橋萌登
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