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『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』(Co.山田うん) [ダンス]

 2020年1月12日は、夫婦でKAAT 神奈川芸術劇場に行って山田うんさんの公演を鑑賞しました。一つの題材を演劇とダンスの二本立てで表現してみせる165分(途中休憩10分を含む)の舞台です。


[キャスト他]

振付・演出: 山田うん
出演(ダンスパート): 前田旺志郎、飯森沙百合、伊藤壮太郎、黒田勇、長谷川暢、山口将太朗、山根海音、吉﨑裕哉


 戯曲「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」(如月小春)を元に、高度成長期(舞台上)、バブル期(脚本が想定している観客席)、そして衰退期(現在の観客席)という、各時代における日本人の「空気」や「気分」を、多分に皮肉を込めて描きます。ちなみに演劇パートにも昭和なダンスシーンがいくつか含まれていますが、山田うん本人がセンターとって目立ちまくるのが素晴らしい。素敵。

 演劇パートで全体像を見せておいてから、ダンスパートに突入。白い衣装を着用した8名のダンサーが踊ります。舞台上を大旋回して走り回るような群舞、次々と流れるように登場するペアダンスやソロダンス、全体的に勢いがすごい。山田うんさんの振付はとにかく盛り上がる。

 もちろん抽象ダンスではあるのですが、演劇パートを観たばかりなので、だいたいどういう気分を表現しているのか伝わってきます。演劇パートで活躍していた出演者が実はダンサーで、ダンスパートでも同じキャラクターで踊るのが妙に可笑しい。





タグ:山田うん
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