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『たんぺんしゅう』(高橋萌登) [ダンス]

 2019年7月27日は夫婦で渋谷space EDGEに行って高橋萌登さんのトリプルビル・ダンス公演を鑑賞しました。ソロ、デュオ、グループという三本立ての新作です。


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宣言通り、お腹いっぱい胸いっぱいになる作品たちです。
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高橋萌登


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・もとちゃんを堪能できまくる
・もとちゃんがすがおの振りを踊るのはレア
・すがおがもとちゃんの振りを踊るのもレア
・すがおがすがおの振りを人前で踊るのもまーレア
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菅尾なぎさ


[演目]

『PEKO』 ソロ
上演時間30分
振付・演出・出演: 高橋萌登

『なにものたち』(MWMW モウィモウィ) グループ
上演時間35分
振付・演出: 高橋萌登
出演: 越戸茜、小林利那、金森温代、神田初音ファレル、中谷友紀

『孖(マー)』 デュオ
上演時間20分
振付・演出・出演: 高橋萌登、菅尾なぎさ


 最初の『PEKO』は、“ミルキーはママの味~~”にのせて高橋萌登さんが踊りまくるソロダンス。ペコちゃんを表現しているのですが、びっくりするくらいペコちゃんではなくもっちゃん。中島みゆきでがんがん踊る。すごいテクニック、着実な振付、それなのにどこか「けなげさ」「いっしょうけんめいさ」「ひたむきさ」のようなものがひしひしと感じられて、観ていて胸がじーんとしてくるのです。

 グループMWMWに振り付けた作品『なにものたち』。はじめて「東京ELECTROCK STAIRS」の公演を観たときの記憶がありありと蘇ってきました。あのときの高橋萌登さんを思わせるダンサーと、同じく横山彰乃さんを思わせるダンサーがちゃんといて、あのときのような印象で踊っていて、これは要チェックだとあのとき思ったように思っている自分が何だか不思議。

 最後の『孖(マー)』は菅尾なぎさ氏とのデュオ、『0o。』の名コンビがかえってきました。チャイナドレス(高橋萌登が緑、菅尾なぎさが赤紫)で乱入してくる二人がパワフルで楽しい。全体的に菅尾なぎさ氏による萌登いじりが目立つ作品ですが、特にラストのアイドル振りは素晴らしい。そしてちゃんと踊ってるのにアイドルらしさを微塵も感じさせない高橋萌登さんの揺るぎないアイデンティティもすごい。ちなみに前作『0o。』の紹介はこちら。

  2016年06月06日の日記
  『0o。(スーパースリーパースリー)』
  https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2016-06-06




タグ:高橋萌登
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