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『LA EDAD DE ORO 黄金時代』(イスラエル・ガルバン) [ダンス]

 2018年10月28日は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行ってイスラエル・ガルバンの公演を鑑賞しました。3名の出演者による90分の舞台です。


[キャスト他]

ダンス: イスラエル・ガルバン
ギター演奏: アルフレド・ラゴス
カンテ/歌: ダビ・ラゴス


 舞台上には三脚の椅子。観客席から向かって右にイスラエル・ガルバン、中央にギター担当のアルフレド・ラゴス、左に歌を担当するダビ・ラゴスが座っています。

 やがてギター演奏と詠唱が始まり、立ち上がったガルバンが割と無造作な気配で踊り始めるのですが、これがいきなり凄い。本当に目にも止まらないスピードでひらめく手足。鞭のようにするどく身体がしなったか思うと、びしっ、とかっこいい決めポーズ。会場全体が息をのむ気配が伝わってきます。

 タップ、残像をのこす高速旋回、からの大跳躍、床に腰を落としてのムーブ。マッチョな感じがなく、しなやかな印象を与える細身が宙を舞うように素早く動きそして停止する様は感動的です。時折、お茶目というか、親しみ深い雰囲気を出す演出も素敵。

 さすがに90分ずっと踊っているわけではなく、三名の出演者にそれぞれの出番(見せ場)があります。ギターや歌も、それだけでコンサートが成立するレベル。びっくりする。終演後のアンコールでは、三名がそれぞれ役割を交替する「余興」をやるのですが、これも様になっていて驚かされます。

 個人的にフラメンコの舞台はほとんど観たことがないのですが、コンテンポラリーダンス(クールでかっこいい系)として観ていても、特に違和感ありませんでした。



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