『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 1』(川口晴美:テキスト、芦田みゆき:写真、小宮山裕:デザイン) [読書(小説・詩)]
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら』のスピンオフ作品、その第1作目です。発行は2014年11月24日。
まず『双花町』というのは、電子書籍リーダーKindleで配信されている全6篇から構成された長編ホラーミステリ詩。不穏な言葉と、不穏な写真を、不穏な構成で組み合わせた、不穏な作品です。紹介はこちら。
2014年10月08日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.1』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2014-10-08
2014年10月21日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.2』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2014-10-21
2015年01月27日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.3』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2015-01-27
2015年06月09日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.4』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2015-06-09
2015年07月27日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.5』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27
2015年09月03日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.6』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2015-09-03
この、最初から電子書籍としてのみ配信された『双花町』の、"paper version"という謎めいた存在。といっても電子書籍を紙に印刷したものではなく、『双花町』を構成しているテキストと写真を、『双花町』とは異なる方法で再構成したもので、デザイン担当の小宮山裕さんのこだわりが形になっちゃったという作品。
現在までに"paper version 4"まで刊行されています。紹介はこちら。
2015年07月06日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 2』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2015-07-06
2016年08月02日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 3』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2016-08-02
2017年07月10日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 4』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2017-07-10
後に作成される"paper version"では、「紙片詰め合わせ」とか「カードデッキ」といった本からはかけ離れた形式も採用されるのですが、本作はさすがに第1作というべきか、一見してごく普通の冊子という形をとっています。
しかしながら、開いてみると、折り込みページはあるし、写真そのものがページの間に挟み込まれていたり、写真がページに物理的に貼りつけられていたり、小さな封筒がクリップでとめられていたり。手作り感がすごい。
封筒を開けてみると、ノートの切れ端をやぶって手書きの文字を書きつけた「手紙」(本編に登場したもの)が折り畳まれて入っています。
写真とテキストの組み合わせから生ずる不穏さは最初から全開。帯の「画像と言葉が不穏に絡まり合い、どこかにあってどこにもない町が立ち現れる」というアオリ文がぴったりです。
まず『双花町』というのは、電子書籍リーダーKindleで配信されている全6篇から構成された長編ホラーミステリ詩。不穏な言葉と、不穏な写真を、不穏な構成で組み合わせた、不穏な作品です。紹介はこちら。
2014年10月08日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.1』
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2014年10月21日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.2』
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2015年01月27日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.3』
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2015年06月09日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.4』
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2015年07月27日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.5』
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2015年09月03日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら vol.6』
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この、最初から電子書籍としてのみ配信された『双花町』の、"paper version"という謎めいた存在。といっても電子書籍を紙に印刷したものではなく、『双花町』を構成しているテキストと写真を、『双花町』とは異なる方法で再構成したもので、デザイン担当の小宮山裕さんのこだわりが形になっちゃったという作品。
現在までに"paper version 4"まで刊行されています。紹介はこちら。
2015年07月06日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 2』
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2016年08月02日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 3』
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2017年07月10日の日記
『双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 4』
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2017-07-10
後に作成される"paper version"では、「紙片詰め合わせ」とか「カードデッキ」といった本からはかけ離れた形式も採用されるのですが、本作はさすがに第1作というべきか、一見してごく普通の冊子という形をとっています。
しかしながら、開いてみると、折り込みページはあるし、写真そのものがページの間に挟み込まれていたり、写真がページに物理的に貼りつけられていたり、小さな封筒がクリップでとめられていたり。手作り感がすごい。
封筒を開けてみると、ノートの切れ端をやぶって手書きの文字を書きつけた「手紙」(本編に登場したもの)が折り畳まれて入っています。
写真とテキストの組み合わせから生ずる不穏さは最初から全開。帯の「画像と言葉が不穏に絡まり合い、どこかにあってどこにもない町が立ち現れる」というアオリ文がぴったりです。