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『フラーク』(カンパニーデフラクト) [ダンス]

 2016年10月16日は、夫婦で世田谷パブリックシアターに行ってフランスのジャグリングユニット「カンパニーデフラクト」の公演を鑑賞しました。3名の出演者が踊る60分の公演です。


[キャスト他]
出演: ギヨーム・マルティネ、エリック・ロンジュケル、ダヴィッド・マイヤール


 世田谷アートタウン2016『三茶de大道芸』の一環として行われたパフォーマンスで、客席には子供がいっぱい。会場の外でもあちこちで大道芸が繰り広げられるお祭りなので、「ねー、あれなにやってんのーっ」などの声も出し放題。くつろいだ雰囲気で舞台が始まります。

 ジャグリング公演ですが、意外にもジャグリング技そのもので見せる構成にはなっておらず、むしろベタなギャグの連発で強引に笑いをとりにいくスタイル。

 どのくらいベタかというと、例えば「ジャグリングをしながら歩いていて、床に落ちているバナナの皮ですべって転ぶ」というギャグを繰り返したり。繰り返すどころか、場所を変えてまたやる。バナナの皮がなくても転ぶ。バナナの皮を置くのも面倒になってきたので床に目印のテープを貼って、そこで転ぶ。何度も同じ場所を往復してはその度に転ぶ。ひたすら転ぶ。

 機械的にジャグリングの動作を行ううちに、スタッフ(だと観客は思うわけですよ)の机上の色々なものをジャグリングの動作で投げる。ノートパソコンをぶん投げて、スタッフが飛びついて床に激突する寸前で拾う。これもまた何度か繰り返されます。

 正確なジャグリングを延々と繰り返せるスキルを持ちながら、それを「いつまでもジャグリングやめないちょっと困った人たち」という風に見せるのがウマく、子供たちにも大ウケ。客席から拍手や歓声があがります。たぶん引いてる子供たちもいたと思うのですが、まあ、何事も経験だ。



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