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『アサニシマサ~魔法の呪文』(振付・演出:ジョゼ・モンタルヴォ) [ダンス]

 2015年5月4日は、夫婦で東京芸術劇場に行って、TACT/FESTIVAL 2015のダンス演目を二本鑑賞しました。

 二本目の演目は、ジョゼ・モンタルヴォの2014年初演作品。パリ国立シャイヨー劇場ダンサーたちが踊る60分の舞台です。

 ジョゼ・モンタルヴォといえば、東京芸術劇場で観た『トロカデロのドン・キホーテ』が忘れがたい印象を残してくれたのですが、今回はその子供向けバージョンという感じです。


  2013年12月16日の日記
  『トロカデロのドン・キホーテ』
  http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2013-12-16


 背景に投影される映像とダンサーとのコラボレーション、バレエやタップやヒップホップなど様々なダンスが入り乱れての浮かれ騒ぎ。大人にも子供にも響く「人生のすべてが退屈でくだらないわけじゃない」という力強いメッセージ。観客みんなで「アサ! ニシ! マサ!」の呪文を唱えて盛り上がります。

 映像とのコラボも、前半は動物サーカス(色々な動物がフーセンガムを膨らませるシーンが執拗に繰り返されるのが妙に可笑しい)ですが、後半になると『トロカデロのドン・キホーテ』からの抜粋になり、パリの地下鉄がドン・キホーテ化してゆく幻想的な光景や、風車が身をくねらせて踊ったり大男になったりするシーンが再利用されて、非常に懐かしい雰囲気に。

 客席の子供たちも喜んでいたようです。楽しい60分でした。


『アサニシマサ~魔法の呪文』

振付・美術・映像: ジョゼ・モンタルヴォ
出演: パリ国立シャイヨー劇場ダンサー


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