『ひとびとひとり』(KENTARO!!) [ダンス]
「寝ないでほしい。(中略)この作品は長くないから寝たら終わっちゃいます」
2014年01月25日(土)は、夫婦でシアタートラムに行って、ヒップホップダンスの技法を活かしつつも個性的なコンテンポラリーダンスを踊ってみせるKENTARO!!さんのソロ公演を鑑賞しました。
大道具も小道具も何もない舞台上で(正確には、照明を仕組んだマイクスタンドを使う短い場面がありましたが)、照明効果だけを使って踊るシンプルな公演です。
煌々と照明が照らされるなかアップテンポなノリの良い曲でヒップホップ調にばんばん踊ってみせるかっこいいシーンと、暗い照明の下でじーんわり動くシーンが交互に繰り返されます。
じんわりシーンでは、腕を触手のようにくねくね動かしたり、奇妙な足裁きで翻弄したり、床に寝ころんでぐねぐねうごめくワザなどもたっぷり含まれていて、あまり見たことがない動きが新鮮です。途中で引っ込むことなしに1時間、水も飲まずに出ずっぱり。最後の方では、うっかり咳き込んでしまうアクシデントも。観ているときは振付の一部だと思いましたが、終演後に自分で言っちゃうのがこの人らしさ。
床に倒れては両手を使わずに下半身の筋肉だけで起き上がる、という無茶を繰り返すシーンなど体力温存すべきサイクルでも全力を出していたり、迷って悩んで試行錯誤しつつも左右観客席からまんべんなく見えるように気配りするとか、内面の揺れをストレートに出しているような雰囲気もあって、不思議とそこに心動かされます。
私たちが鑑賞した日には、アンコールとして十年前の作品を披露してくれました。こちらはあまり迷いのないくっきりとしたドラマチックなダンスで、シンプルに盛り上がります。お得感たっぷり。
2014年01月25日(土)は、夫婦でシアタートラムに行って、ヒップホップダンスの技法を活かしつつも個性的なコンテンポラリーダンスを踊ってみせるKENTARO!!さんのソロ公演を鑑賞しました。
大道具も小道具も何もない舞台上で(正確には、照明を仕組んだマイクスタンドを使う短い場面がありましたが)、照明効果だけを使って踊るシンプルな公演です。
煌々と照明が照らされるなかアップテンポなノリの良い曲でヒップホップ調にばんばん踊ってみせるかっこいいシーンと、暗い照明の下でじーんわり動くシーンが交互に繰り返されます。
じんわりシーンでは、腕を触手のようにくねくね動かしたり、奇妙な足裁きで翻弄したり、床に寝ころんでぐねぐねうごめくワザなどもたっぷり含まれていて、あまり見たことがない動きが新鮮です。途中で引っ込むことなしに1時間、水も飲まずに出ずっぱり。最後の方では、うっかり咳き込んでしまうアクシデントも。観ているときは振付の一部だと思いましたが、終演後に自分で言っちゃうのがこの人らしさ。
床に倒れては両手を使わずに下半身の筋肉だけで起き上がる、という無茶を繰り返すシーンなど体力温存すべきサイクルでも全力を出していたり、迷って悩んで試行錯誤しつつも左右観客席からまんべんなく見えるように気配りするとか、内面の揺れをストレートに出しているような雰囲気もあって、不思議とそこに心動かされます。
私たちが鑑賞した日には、アンコールとして十年前の作品を披露してくれました。こちらはあまり迷いのないくっきりとしたドラマチックなダンスで、シンプルに盛り上がります。お得感たっぷり。
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