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『SFマガジン2013年10月号 特集:特集:SFコミック/作家特集:西島大介』 [読書(SF)]

 SFマガジン2013年10月号は、SFコミックを特集すると共に、森岡浩之さんの『星界』シリーズの読み切り短篇を掲載してくれました。

『海嘯 星界の断章』(森岡浩之)

 「海の自殺などというばかげた話ははじめて聞いたぞ」
 「おそらくべつの言葉を使ったのでしょう。自殺という表現はいささか簡略ではございますが、的確で詩的だと自負しております」
 「そなたの自負などどうでもよい」
(SFマガジン2013年10月号p.139)

 テラフォーミング中の惑星で事故が発生。このままでは工期に大幅な遅れが生じてしまう。領地査察に訪れたアーヴ帝国のラムリューヌは、事態を打開するために恐ろしく乱暴な解決策を思い付くが・・・。

 大仰でもったいぶった会話を存分に楽しめる、『星界』シリーズのファン向け作品。バイオテクノロジーの暴走(文字通り)を扱った短篇で、特にひねりはないストレートな話です。

[掲載作品]

『海嘯 星界の断章』(森岡浩之)


タグ:SFマガジン
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