『テラスキニ』（小尻健太、KENTARO!!）

　2013年03月31日（日）は、夫婦でスタジオアーキタンツに行って、小尻健太さんとKENTARO!!さんのコラボレーション公演を鑑賞しました。バレエ・コンテンポラリーダンスの世界的ダンサー小尻健太、ヒップホップの舞台公演で大活躍のKENTARO!!、この二人がユーミンの曲で一緒に踊ちゃうという、夢のようなコラボレーションです。

　1時間ほどの公演です。それぞれソロで踊ったり、互いの動きをなぞったり、綺麗にシンクロしたり、微妙に外してみせたり、ときに会話（になってない言葉のかけあい）をしたり、二人の動きが様々にからみます。全体的にKENTARO!!さんが仕切っているという印象で、二人の動きも基本ヒップホップ調。

　軽快で華のあるKENTARO!!さんの動き、伸びやかで味のある小尻健太さんの動き。それぞれに気持ちよく、楽しい舞台です。きっちり作り込まれている割に、どちらも自由に踊っているという解放感が伝わってくるのが嬉しい。

　音楽は「半分くらい」KENTARO!!さんの作品。残りはヒットナンバーなど色々と。最後に二人でがんがん踊る場面では、松任谷由実の曲が使われてたりして、小尻健太、KENTARO!!、ユーミン、という奇跡の組み合わせに観客も大ウケ。

　個人的には、キリアンや金森穣が振り付けたバリバリのコンテンポラリーダンスを踊っていたかと思うと、中村恩恵版『兵士の物語』では滑稽なキャラクターダンスを活き活きと踊って観客を沸かせ、今日はヒップホップの土俵でKENTARO!!と渡り合ってみせるという、小尻健太さんのダンスの幅広さに大きな感銘を受けました。

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