『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』(作:ジェフリー・ブラウン、訳:とみながあきこ) [読書(SF)]
「一緒に来るのだルーク、他に道はない」「今すぐ片づけなさい、私はお前の父だぞ」「その取り決めは変えたのだ。これ以上変わらぬことを祈るがいい」。男やもめが子どもを育てるのは銀河制圧よりも大変だということがよく分かる、ほのぼの暗黒卿の育児絵本。単行本(辰巳出版)出版は、2012年06月です。
最初の「スター・ウォーズ」が公開されてから35年の歳月が流れ、当時熱狂していた若者たちも今や初老。そんな世代のために描かれたと思しき、ステキな子育て絵本です。
遠い昔、はるか銀河の彼方で・・・・・・
エピソード3.5:
ダース・ヴェイダーとルーク(4才)
シスの暗黒卿、ダース・ヴェイダーは、
反乱同盟軍の英雄たちと戦うべく、銀河
帝国軍を率いる。だが、そのまえに、まずは
4才の息子、ルーク・スカイウォーカーと遊んで
あげる必要がある・・・・・・
・肩車された息子が父親の仮面に手を回して、目隠し。
「ルーク、見えないじゃないか・・・」
・嫌がる息子の手を引っ張っる父親
「でも、パパ。お昼寝したら、トシ・ステーションに行けるって言ったよね!」
「その取り決めは変えたのだ。これ以上変わらぬことを祈るがいい」
・子ども部屋におもちゃが散乱しているのを見て
「ルーク、いますぐすべて片づけなさい。わたしはおまえの父だぞ」
・玄関にいかにもな悪ガキが立っている
「だめだ。ハン・ソロとは遊ぶな。絶対にだめだ」
・デススターの通路にて、部下が無理やりお愛想を言おうとして
「あの・・・、息子さん、そっくりですな、ヴェイダー卿」
・息子をどこかに連れてゆこうとして
「ルーク、一緒に来るがいい」、「なんで?」、「ほかに道はない」
・息子とかくれんぼをして
「永遠に隠れていることはできないぞ、ルーク。おまえは自分をあざむいている」
ほのぼの子育てシーンで飛び出す原作のセリフに思わずニヤリ。エピソード1から6まで全体を通じた「スター・ウォーズ」の登場人物たちが「出演」しているのも嬉しい。
息子に「ダース・モールは正義の味方? それとも悪いやつ?」と聞かれて困る父親、息子に「ヨーダのフォースはパパより強いんだよね?」と聞かれて不機嫌になる父親、といった具合に、表情が読めないダース・ヴェイダーが活き活きとした感情を見せるところなど、実に微笑ましい。
というわけで、いかにも子ども向きに見えるものの、どう考えても大人、それも45歳以上を対象にしているとしか思えない絵本。実は幼い甥っ子のために購入したのですが、プレゼントにするのは止めることにしました。ガキに読ませるのはもったいない。
最初の「スター・ウォーズ」が公開されてから35年の歳月が流れ、当時熱狂していた若者たちも今や初老。そんな世代のために描かれたと思しき、ステキな子育て絵本です。
遠い昔、はるか銀河の彼方で・・・・・・
エピソード3.5:
ダース・ヴェイダーとルーク(4才)
シスの暗黒卿、ダース・ヴェイダーは、
反乱同盟軍の英雄たちと戦うべく、銀河
帝国軍を率いる。だが、そのまえに、まずは
4才の息子、ルーク・スカイウォーカーと遊んで
あげる必要がある・・・・・・
・肩車された息子が父親の仮面に手を回して、目隠し。
「ルーク、見えないじゃないか・・・」
・嫌がる息子の手を引っ張っる父親
「でも、パパ。お昼寝したら、トシ・ステーションに行けるって言ったよね!」
「その取り決めは変えたのだ。これ以上変わらぬことを祈るがいい」
・子ども部屋におもちゃが散乱しているのを見て
「ルーク、いますぐすべて片づけなさい。わたしはおまえの父だぞ」
・玄関にいかにもな悪ガキが立っている
「だめだ。ハン・ソロとは遊ぶな。絶対にだめだ」
・デススターの通路にて、部下が無理やりお愛想を言おうとして
「あの・・・、息子さん、そっくりですな、ヴェイダー卿」
・息子をどこかに連れてゆこうとして
「ルーク、一緒に来るがいい」、「なんで?」、「ほかに道はない」
・息子とかくれんぼをして
「永遠に隠れていることはできないぞ、ルーク。おまえは自分をあざむいている」
ほのぼの子育てシーンで飛び出す原作のセリフに思わずニヤリ。エピソード1から6まで全体を通じた「スター・ウォーズ」の登場人物たちが「出演」しているのも嬉しい。
息子に「ダース・モールは正義の味方? それとも悪いやつ?」と聞かれて困る父親、息子に「ヨーダのフォースはパパより強いんだよね?」と聞かれて不機嫌になる父親、といった具合に、表情が読めないダース・ヴェイダーが活き活きとした感情を見せるところなど、実に微笑ましい。
というわけで、いかにも子ども向きに見えるものの、どう考えても大人、それも45歳以上を対象にしているとしか思えない絵本。実は幼い甥っ子のために購入したのですが、プレゼントにするのは止めることにしました。ガキに読ませるのはもったいない。
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