『Shakespeare THE SONNETS』(中村恩恵、首藤康之) [舞台(コンテンポラリーダンス)]
昨日(2011年10月1日)は、夫婦で新国立劇場に行って、中村恩恵さんと首藤康之さんが共演する舞台を観てきました。シェイクスピアのソネット集を題材にしたコンテンポラリーダンス公演です。
鏡台、トルソー、書き物机などが置いてあるだけのシンプルな、全体的に暗めの舞台。照明によって舞台のイメージが変化するのが印象的です。衣装を来たり脱いだり、鬘を付けたり外したりして、様々なソネットの登場人物に扮します。
演劇性は低く、ほぼ完全なダンス公演。二人が、ときには一緒に、ときにはソロで、70分間の公演時間中ほぼずっと踊ってくれます。二人が闇の中から現れたり消えたり、幻想的な雰囲気のまま謎めいたソネットが何篇かダンスの言葉で語られ、やがて全てが闇に消える。
力強い、くっきりとした首藤康之のダンスもかっこいいのですが、何といっても中村恩恵さんのダンスに見とれてしまいます。何というか、解像度が高い、とでも云うしかないような、繊細で、正確で、足先から指先まで気の張りつめた動き。底知れない奥深さが感じられ、素晴らしくも恐ろしい緊迫感に引き込まれずにはいられません。
鏡台、トルソー、書き物机などが置いてあるだけのシンプルな、全体的に暗めの舞台。照明によって舞台のイメージが変化するのが印象的です。衣装を来たり脱いだり、鬘を付けたり外したりして、様々なソネットの登場人物に扮します。
演劇性は低く、ほぼ完全なダンス公演。二人が、ときには一緒に、ときにはソロで、70分間の公演時間中ほぼずっと踊ってくれます。二人が闇の中から現れたり消えたり、幻想的な雰囲気のまま謎めいたソネットが何篇かダンスの言葉で語られ、やがて全てが闇に消える。
力強い、くっきりとした首藤康之のダンスもかっこいいのですが、何といっても中村恩恵さんのダンスに見とれてしまいます。何というか、解像度が高い、とでも云うしかないような、繊細で、正確で、足先から指先まで気の張りつめた動き。底知れない奥深さが感じられ、素晴らしくも恐ろしい緊迫感に引き込まれずにはいられません。
タグ:中村恩恵