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『GRANDSLAM グランドスラム』(コンドルズ、近藤良平) [舞台(コンテンポラリーダンス)]

 昨日(2011年8月27日)は、近藤良平ひきいるコンテンポラリーダンスカンパニー「コンドルズ」の公演を観るために、東京グローブ座に夫婦で行ってきました。

 堅苦しい、小難しい、辛気臭い、といったコンテンポラリーダンスのマイナスイメージを豪快に吹き飛ばしてくれる大人気カンパニー、それがコンドルズです。

 今年は近藤良平さんのソロ公演もあるしそちらを観ればいいかな、と思ってパスしようかと思っていたのですが、何しろ宣伝チラシが凄いことになっているので。

 「日本縦断大連勝ツアー2011」
 「超弩級の夏を君に!」
 「06年から11年の最強シーン大集結!」
 「無条件幸福!」
 「全弾命中のベスト版登場!」

 調子に乗ってる、いい気になっている、という雰囲気を出すのが巧い。舞台演出もこの感じで押し切ってしまいます。いけいけです。

 ベスト版ということで、これまでの公演でウケたシーンを選んで再構成したものらしい。とはいえ、まあ、脱力ギャグ、反応に困ってしまう小芝居、人形劇、映像などをダンスでつないでゆく、いつものコンドルズであることに変わりはありません。

 思ったよりダンスシーンが多く、やたらと踊っていたような印象があります。ダンスファンが観ても満足できる舞台ではないでしょうか。というかダンス公演ですけど。

 最初から最後まで笑って楽しめる舞台ではありますが、やはり近藤良平さんのダンスに惹き付けられます。そのかっちょいいポーズ、シビれる動き、だだ漏れ存在感。圧巻です。うおーっ、とか腹から来ますもん。

 知らないアーティストの音楽を聴くときはまずベスト盤から。というわけで、コンドルズの長年のファンはもとより、コンドルズの公演を見たことがない知人を連れてゆくのに最適な、趣味嗜好に関わらず誰でも笑わせ楽しませ、調子に乗せて、いい気にさせる、好舞台です。デートにもどうぞ。


タグ:近藤良平
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