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『けんちく体操』(チームけんちく体操) [読書(教養)]

 世界中の著名建築物を組み体操で無理やり再現。ただ外観を模写するだけでなく、建築に対する愛までをも表現してのける「けんちく体操」とは何か。一見ふざけているようだが、こやつら大マジ(だと思う)。単行本(エクスナレッジ)出版は2011年4月。

 「01.ギザの三大ピラミッド」から「73.東京スカイツリー」まで、古今東西の名建築73を身体で表します。それがどういうことか知りたい方は、けんちく体操のページなどご覧ください。

    けんちく体操
    http://www.kenchiku-taiso.com/

 さて本書ですが、1件あたり2ページ、右ページには「けんちく体操」の写真、左ページに対象となった建築物の写真に加えて(意外にも真面目な)解説が掲載されています。

 個人的な好みでいうと、複雑な組み体操よりも、むしろ「46.太陽の塔」を再現した顔とか、みんなで両手を頭上からだらりと垂らした「47.シドニー・オペラハウス」とか、元気よく両手を挙げただけの「52.東京都庁第一本庁舎」なんていうシンプルな一発芸的作品が気に入りました。

 あと、「61.フジテレビ本社ビル」という作品では、大勢で頑張って造形しているなか、幼い男の子が丸まってあの球体(ハチタマというのだそうですね)になっている生真面目な感じがいいと思う。

 なお、解説には簡単な地図と住所や連絡先などの情報が載っています。希望者は現場に行って実際にやってみるとよいでしょう。けっこう楽しそうですよ。私はやりませんけど。


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