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『新世界 solo』(近藤良平 with 長塚圭史) [ダンス]

「ひとり新世界なのだ! おまけもついてくる!」(近藤良平)


 2022年5月14日は、夫婦でKAAT 神奈川芸術劇場に行って近藤良平さんの公演を鑑賞しました。先日、彩の国さいたま芸術劇場で行われた公演『新世界』のソロバージョンです。さい芸とKAATという二つの劇場の芸術監督が共演する50分。


[キャスト他]

振付・演出・出演: 近藤良平
演出補・出演: 長塚圭史


 KAAT 神奈川芸術劇場では美術家の鬼頭健吾による大型インスタレーション展を開催していて、三階まで吹き抜けのアトリウムの天井から大量のカラフルな棒(ゲバ棒みたいな)がつり下げられています。色の雨みたいな感じ。この展示空間を利用して、近藤良平さんが躍ります。一部シーンでは長塚圭史さんもいっしょに躍ります。音楽や朗読されるテキストはさい芸で公演した『新世界』をほとんどそのまま流用。

 参考までに、さい芸バージョン『新世界』の紹介はこちら。

2022年05月02日の日記
『新世界』(近藤良平 with 長塚圭史)
https://babahide.blog.ss-blog.jp/2022-05-02

 夜の7:30開演、インスタレーション美術ふりそそぐ静かな夜の空間。観客は思い思いの場所に座って鑑賞します。床に配置されている色とりどりの積み木にぶつからないように、近藤良平さんが踊るというわけです。いつもコンドルズ公演のラストで大きなステージを縦横無尽にかけめぐりながら踊るソロダンスを、すぐ目の前で踊ってくれるわけですから迫力満点。音楽とテキストは『新世界』とほぼ同じ(ただしさい芸バージョンでは「90分」となっていたセリフをKAAT版では「50分」と公演時間に合わせて修正するなど細かい調整あり)ですが、印象はかなり異なります。

 というわけで芸術監督就任祝賀式典というか近藤良平まつりが続きます。次は6月のコンドルズ埼玉公演2022ですね。





タグ:近藤良平
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