『アダージョ』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]
2021年11月21日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの公演を鑑賞しました。ゆっくりとしたテンポで流れる緩徐楽章を取り上げてつなげた音源にのせて二人が踊る上演時間一時間ほどの作品です。
アップデートダンスのシリーズは作品の題材をどこからとってくるかという点で分類すると文学系と音楽系に分かれると思うのですが、今回は音楽系です。クラシック音楽の名曲から、アダージェット、アンダンテ、ラルゴといった、ゆるやかに流れるパートを選んで、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんが交替で踊ります。
勅使川原三郎さんのダンスは今回けっこう意外な動きをくり出してきて、新鮮な驚きがあります。様々なものへの執着が消えて静かな諦念になってゆく老境のようなものを感じさせて感動的。
佐東利穂子さんのダンスですが、腕を大きくゆるやかに動かして周囲の空間にゆるゆると渦を作り出してゆくようなあの動きが印象的に使われていて、なんかすごい。いっけん優雅に見える動きから言葉にならない苦悩のようなものが強く響いてくるのが怖いところで、死の予感すら感じさせます。
今年はこれが最後のアップデートダンスだと思っていたのですが、最後の最後にもう一つ別の作品をやるとのこと。来月はそれを観にゆく予定です。
アップデートダンスのシリーズは作品の題材をどこからとってくるかという点で分類すると文学系と音楽系に分かれると思うのですが、今回は音楽系です。クラシック音楽の名曲から、アダージェット、アンダンテ、ラルゴといった、ゆるやかに流れるパートを選んで、勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんが交替で踊ります。
勅使川原三郎さんのダンスは今回けっこう意外な動きをくり出してきて、新鮮な驚きがあります。様々なものへの執着が消えて静かな諦念になってゆく老境のようなものを感じさせて感動的。
佐東利穂子さんのダンスですが、腕を大きくゆるやかに動かして周囲の空間にゆるゆると渦を作り出してゆくようなあの動きが印象的に使われていて、なんかすごい。いっけん優雅に見える動きから言葉にならない苦悩のようなものが強く響いてくるのが怖いところで、死の予感すら感じさせます。
今年はこれが最後のアップデートダンスだと思っていたのですが、最後の最後にもう一つ別の作品をやるとのこと。来月はそれを観にゆく予定です。
タグ:勅使川原三郎
2021-11-22 19:29
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