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『ドビュッシー 光の秘密』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

 2021年10月2日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの公演を鑑賞しました。ドビュッシーのピアノ曲を二人で踊る上演時間一時間ほどの作品です。

 タイトルにふさわしく、照明のワザが冴える舞台です。上からほのかに照らす、真横から強い光量で照らして壁にくっきりとした影をうつす、背景の壁面を照らして前にいる二人がシルエットとして浮かび上がる、奥壁面に銀河のような光を投影する、床に光のリングを投影する、さらには、あえて照明を消して背後に小さな光点を映しその手前で踊る(かすかな音と光点の点滅により身体の動きを感じさせる演出)など様々なシーンで光の演出が大活躍します。照明だけでこれほど多彩な効果が可能だということに驚かされます。

 ここしばらく文学作品を元にしたストーリー性のある作品が続いたのですが、今回は音楽をダンスで演奏するような舞台となっています。ただそこに立っているだけで強烈な存在感を放つ二人ですが、まるで異なる世界に属しているかのように至近距離でコンタクトなしに踊るシーンは感動的でした。次回も音楽(しかもジャズ)テーマの作品だそうで、今から楽しみです。





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