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『トリスタンとイゾルデ』(勅使川原三郎、佐東利穂子) [ダンス]

 2020年3月27日は、夫婦でKARAS APPARATUSに行って勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんの公演を鑑賞しました。上演時間60分の『トリスタンとイゾルデ』。KARAS APPARATUSをはじめとしてシアターχや海外でも何度も公演されている人気作品です。

 暗がりのなか、ワーグナーの劇的な音楽にのせて、黒い外套と黒いドレスを着た二人が踊ります。暗闇が支配する舞台、照明によって幻影のように浮かび上がっては消える儚い空間、そこで深い感情が表現されてゆきます。手の動きだけで激しい憧れや切望を見せる様には思わず身震いが出るほど。恐ろしく芯の強いダンスです。

 佐東利穂子さんによる最後のソロはとりわけ強烈で、それまで抑え気味だった感情表現が爆発するようにほとばしるダンスは圧巻でした。





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