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『When Angels Fall/地上の天使たち』(カンパニールーブリエ、ラファエル・ボワテル) [ダンス]

 2019年10月20日は、夫婦で世田谷パブリックシアターに行ってカンパニールーブリエの公演を鑑賞しました。ラファエル・ボワテル振付演出、7名の出演者が踊る70分の現代サーカス舞台です。


[キャスト他]

振付・演出: ラファエル・ボワテル
出演: マリー・トリブイロイ、ロイック・ルヴィエル、エミリー・ズーケルマン、リルー・エラン、トリスタン・ボドワン、ニコラ・ルーデル、クラハ・アンリ


 地上に落ちてきた天使が何とかして天に帰ろうと色々と努力する、というようなイメージの舞台です。笑えるかどうか微妙なセンをついてくる寸劇が多く、個人的には「コンドルズ」の公演など連想しました。

 サーカスとしては、高い天井から吊るされた棒や梯子を使ったエアリアル(空中曲芸)が中心になります。出演者が棒や梯子にぶらさがって空中遊泳しているとき、照明も一緒に宙を舞う(卓上スタンドの超巨大版みたいな大がかりな照明装置が登場してダンスする)というのが特徴的。本当に重力がなくなったように感じられます。

 最初に小さな照明装置をうっかり壊してしまうというコントをやっておく仕込みがミソで、「装置が故障してばらばらになる」という視覚イメージが観客の脳裏にこびりついて、いやがおうにも緊張感が高まります。

 移動照明だけでなく固定照明も素晴らしく、煙の効果と合わせて、昇天をイメージさせる幻想的な光景を舞台上に巧みに現出させる演出には感心しました。



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