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『日本昔ばなしのダンス』(近藤良平、山口夏絵) [ダンス]

 2019年2月24日は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行って、《子どもと大人のためのダンス》『日本昔ばなしのダンス』、その最新作(第6回)を鑑賞しました。「マグナム☆マダム」を率いる山口夏絵さんと、「コンドルズ」を率いる近藤良平さんの振付演出作品、三本立てです。


[キャスト他]

『つるのおんがえし』
  振付・演出: 山口夏絵
  出演: 稲村はる、宮内愛、山口夏絵

『かさじぞう』『てんぐのかくれみの』
  振付・演出: 近藤良平
  出演: 鎌倉道彦、藤田善宏、山本光二郎、近藤良平


 『つるのおんがえし』は基本のおはなしに忠実に芝居を進めていって、ところどころ激しいダンスにより感情の高まりを表現する、という手堅い演出。障子による影絵の使い方も巧みで、客席の子どもたちの心もしっかりつかんでいました。

 『かさじぞう』。並んだ地蔵の絵が描いてあるダンボールのついたて、中央の地蔵には、顔はめの穴。そこからいきなり「かさじぞう」ならぬ「こうじろう」が顔を出す……、という出オチのインパクトで最後まで押し切る爆笑作品。

 『てんぐのかくれみの』は、ときどきはさまる近藤良平さんの語りで状況を説明しつつ、あとは出演者の動きだけで進めてゆく本格的(?)ダンス作品。天狗の変化などは得意の影絵で表現しつつ、「実際には見えているけど、他の登場人物には見えてないという設定」を幼い子どもたちにもすんなり受け入れてもらうための小道具の使い方など、さすが童心掌握力あふれる近藤良平さんの演出。子どもたちにも大ウケでした。



タグ:近藤良平
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